トレイのパン 約10個を約1秒で精算!

街なかのパン屋さんでも、AIの技術が活用されています。
パンの種類をAIに学習させておくと、お客さんがパンを乗せたトレーを、レジにあるカメラの下に置くだけで代金を計算してくれるのです。

精算にかかる時間も削減できますし、新人の店員がたくさんのパンの種類を覚える手間もなくなります。

クリーニング屋さんもAI導入

本来人間が行なっていたクリーニングする洋服の種類の選別をAI(人工知能)が判別し、セルフで受付するシステムを開発し導入に至りました。
これにより受付業務は大幅に効率化されスタッフは別の仕事に時間を使うことができ、顧客満足度がかなり上がったそうです。
将来的には、配達もAIで行うそうです!

カウンター台の真上にカメラを設置。カウンターに衣類を置くと、Yシャツやズボン、スーツなどを瞬時に自動識別して、料金を表示する。

カメラで撮影した約2万5000枚の衣類の画像を機械学習。
衣類の種類によって精度は異なるが、Yシャツやズボンについては99%の識別精度を実現したという。

利用者の需要に応じてルートを変えるバス

西日本鉄道と三菱商事は、利用者の需要に応じて運行経路を柔軟に変える「デマンドバス」を実施。人工知能(AI)を活用してルートを選び、効率的に運行できるのが特色。

バス運転手の人手不足対策にも役立つのです。

同市東区の人工島「アイランドシティ」内の約2キロ四方の区間を中心に、10人乗りの車両を5台走らせる。
カナダ企業が開発したスマートフォン向けアプリを使い、利用者が現在地と目的地を入力すると、AIが予約や道路渋滞の情報を分析して最適な乗降場所を直ちに示す。

運賃は大人が200~400円。

ネクスト・モビリティは、利用者数の減少で路線維持が課題となっている過疎地などへの導入も目指しています。

お天気カメラの映像からAIが服装を解析

近年、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により、季節外れの寒さや高温の日が多く発生しているが、日本気象協会が実施した調査では「あなたがこの1週間の中で、天気予報を見る目的や理由をお選びください」と質問を行ったところ、傘などの持ち物の参考のために天気予報を利用している人が最も多く(69.3%)、続いて、服装を決めるために参考にしている人が多い(46.5%)との結果がでた。

これらの結果から、日本気象協会では、当日の持ち物や服装を決めるために、天気予報において体感を重視した服装や持ち物に関する情報が重要であると考え、スペクティに対して、お天気情報カメラなどのカメラ映像をリアルタイムに解析し、服装などの判定をしたいとの要望をおこなったのがきっかけ。

「AI天気」は、気温が変動しやすい季節の変わり目となる9月に、これまでより解析精度を大幅に高めて、街行く人々の服装を解析し天気関連指数を提供しています。

テニス人気が復活したのはAIのおかげ??

テニスでもAIを活用。対戦中のプレーデータをリアルタイムに収集し、コーチが収集データから試合状況を分析して、より効果的な戦術を見つけ出して試合中の選手に伝えるという取り組みがあります。

例えば女子プロテニスの競技団体であるWTA(女子テニス協会)は、コーチが試合中のゲームやセットの間にコート内に入って選手に指示できる

「オンコートコーチング」と呼ばれる制度を導入。
コーチは端末を用いて試合中のデータを示しながら「なぜ劣勢におかれているのか」を選手に説明し、戦術の修正を指示できるわけです。

対戦する双方の選手が臨機応変に戦術修正することで拮抗した試合が増え、ゲームそのものが面白くなったと言われています。