毎年の恒例行事、航空サービス調査会社のスカイトラックスによる世界の航空会社ランキング2019。
長らく1位だったシンガポール航空が首位を陥落、抜いたのはカタール航空で、中東のエアラインの満足度が高い傾向に。
対して、アメリカの航空会社の苦戦は変わらずで、上位35社に入ったところはなく、アメリカのトップキャリアであるJetBlueが40位で最高位。
スカイトラックスは、航空会社の利用客2100万人以上の調査回答に基づいて航空会社をランク付け。
1位:カタール航空

2018年:2位
カタールのドーハに拠点を置くフラッグキャリア(その国を代表する航空会社)。
カタール航空はベストビジネスクラスとベストビジネスクラスシートも受賞。
座席の座り心地、そしてフライト中のエンターテインメントが好評だった。
2位:シンガポール航空

2018年:1位
シンガポール航空は、ベスト客室乗務員、アジア最高の航空会社、ベストファーストクラス、ベストファーストクラスシートを受賞。
また「サービスの良さ」が主な人気の理由。
客室乗務員への教育が徹底しており、乗務員により対応が毎回異なるということもなく、サービスの水準が安定している点が評価。
シンガポール航空が拠点としているチャンギ国際空港も、世界で最も素晴らしい施設を誇る空港の1つと言われており、スカイトラックの「世界で最も素晴らしい空港」のランキングでは5年連続で1位に選出されています。
3位:全日本空輸

2018年:3位
全日本空輸(ANA)は、ベスト空港サービス、ベストビジネスクラス機内食、アジア最高のビジネスクラス、日本最高の航空会社スタッフを受賞した。
また2019年で7年連続「5スター・エアライン」に認定で3年連続で3位を獲得となりました。
空港サービス全般を評価する「ワールド・ベスト空港サービス」と「ベスト・ビジネスクラス・機内食」でも1位を受賞。
「アジアのベストエアライン」と「ワールド・ベストビジネスクラス」では2位、「ワールド・ベストキャビンスタッフ」では3位を獲得し、2019年も複数部門で上位にランクインを果たしています。
また2019年4月には、日本初のボーイング787-10型機を導入。
フルフラットシートを交互に配置することで、どの座席からでも直接通路に出られるようデザインされた「スタッガードシート」をビジネスクラスに採用するなど、快適な空の旅の追求に余念がない。
4位:キャセイパシフィック航空(香港)

2018年:6位
キャセイパシフィック航空は、技術と安全性について高い評価を受けた。
最先端の設備と、心からのおもてなしでお客様をお迎えしている「5スター・エアライン」。
アジア、北米、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカの200以上の都市に就航しており、成田・羽田から香港への直行便が充実。
ビジネス・観光において日本と香港をつなぐ最も重要な航空会社です。
5位:エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)

2018年:4位
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦のドバイを本拠とする航空会社。
世界最大級の飛行機A380を世界最大数保有し、ファーストクラスを完全個室にしたり、飛行機にシャワー室を付けたりと、これまでの飛行機の概念を大きく変えた航空会社。
ワールド・ベスト機内エンターテインメント」を15年連続で1位獲得の快挙を成し遂げているエミレーツ航空。
「ワールド・ベストビジネスクラス」では4位、「ワールド・ベストエコノミークラス」と「ワールド・ベストファーストクラス」では6位と、複数部門でトップ10にランクインしています。
6位:エバー航空(台湾)

2018年:5位
エバー航空は、ベスト機内清掃とベストエコノミークラス機内食を受賞。
2019年の「世界で最も清潔なエアライン」で1位に輝き、「ワールド・ベストビジネスクラス」では5位を獲得したエバー航空。
サービス水準の高さに定評があります。台湾の民間航空会社であるエバー航空は、世界で8社目に「5スター・エアライン」に選出され、2019年で4年連続してその地位を確保しています。
7位:海南航空(中国)

2018年:8位
海南航空は2017年に初めてスカイトラックス社のワールド・ベストエアラインのトップ10にランクイン。毎年ひとつずつ順位を上げています。
中国最高の航空会社、中国最高の航空会社スタッフ、ベストビジネスクラス・アメニティを受賞した。
中国本土をベースとする航空会社として初めて3年連続トップ10にランクイン。
「5スター・エアライン」にも8年連続で選出されています。
8位:カンタス航空(オーストラリア)

2018年:11位
カンタス航空は、オーストラリア太平洋地域最高の航空会社、ベストファーストクラス、ベストビジネスクラスを受賞した。
オーストラリアの国営航空会社であり、ワンワールドの創立メンバーであるカンタス航空が、昨年の11位から3つ順位を伸ばしトップ10内の8位にランクイン。
「ワールド・ベストビジネスクラス」で5位、「ワールド・ベストプレミアムエコノミークラス」で6位を獲得し、高水準なサービスが評価されました。
9位:ルフトハンザ航空(ドイツ)

2018年:7位
ドイツ・ケルンに本拠を置くドイツ最大の航空会社であり、スターアライアンスの創立メンバーであるルフトハンザドイツ航空。
「ワールド・ベストファーストクラス」では2位を獲得しました。
「ワールド・ベストエコノミークラス」と「ワールド・ベストプレミアムエコノミークラス」でもトップ10にランクイン。
10位:タイ航空

2018年:10位
タイ航空は、アジア最高の航空会社スタッフ、ベストスパ施設を受賞。
1988年に設立されたタイの国営航空会社であり、スターアライアンスの創立メンバーであるタイ国際航空。
「絹のようになめらか」というキャッチコピーのもと徹底されたサービスは、乗客から多くの支持を集めており、「ワールド・ベストエコノミークラス」と「ワールド・ベストキャビンスタッフ」で4位を獲得しています。
11位:日本航空

2018年:13位
日本航空は、ベストエコノミークラスとベストエコノミークラスシートを受賞。
12位:ガルーダ・インドネシア航空

2018年:9位
ガルーダ・インドネシア航空は、インドネシア最高の航空会社スタッフを受賞。
13位:スイス・インターナショナル・エアラインズ

2018年:12位
スイス・インターナショナル・エアラインズは、ベストファーストクラスラウンジを受賞。
14位:中国南方航空

2018年:14位
中国南方航空はアジア最大の航空会社。
15位:オーストリア航空

2018年:16位
オーストリア航空は、ベストプレミアムエコノミークラス機内食、ヨーロッパ最高のビジネスクラス機内食、ヨーロッパ最高の客室乗務員を受賞。
16位:ニュージーランド航空

2018年:17位
ニュージーランド航空は、オーストラリア太平洋地域最高のプレミアムエコノミークラスを受賞。
サービス、安全性、環境への配慮、スタッフのモチベーション、数々の賞を受賞した機内イノベーション力など、あらゆる点で世界の航空会社のリーダーとして相応しいパフォーマンスを見せる。
「プレミアムエコノミー(Best Premium Economy)最優秀賞」を受賞。
機内の快適さを重視して開発されたボーイング787-9型機に最新のシートを採用するなどして、最高の空の旅を提供。
17位:バンコク航空

2018年:21位
バンコク航空はベスト地域航空会社を受賞。
18位:KLMオランダ航空

2018年:19位
1919年に設立されたKLMオランダ航空は世界最古の航空会社と見られている。
19位:ブリティッシュ・エアウェイズ

2018年:31位
ブリティッシュ・エアウェイズは、ヨーロッパ最高の航空会社スタッフを受賞。
20位:エアアジア

2018年:28位
エアアジアはベスト・ローコスト・エアラインに選出。
ベストLCC(格安航空会社)

- エアアジア
- イージージェット
- ノルウェージャン
ベストエアライン・イン・アジア

日本の航空会社では、全日空(ANA)が2位にランクインしています。
- シンガポール航空
- 全日空(ANA)
- キャセイパシフィック航空
ベストキャビンスタッフ

全日空(ANA)が3位にランクインしています。
- シンガポール航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- 全日空(ANA)
ベストファーストクラス

- シンガポール航空
- ルフトハンザ航空
- エールフランス航空
ベストビジネスクラス

全日空(ANA)が2位にランクインしています。
- カタール航空
- 全日空(ANA)
- シンガポール航空
ベストプレミアムエコノミークラス

- ヴァージン・アトランティック航空
- シンガポール航空
- ニュージーランド航空
ベストエコノミークラス

こちらには日本の航空会社からは日本航空(JAL)が1位に選出されています。
- 日本航空(JAL)
- シンガポール航空
- カタール航空

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役