知っていました??
コロナ対策の「メチル」と「エチル」。
新型コロナウイルスの対策として、身近なものに抗菌、抗ウイルスのスプレーがあります。
さて、この2行で文章ですでに間違いがありますが、どこか気づきましたか??
現在、私たちが闘っているのはコロナウイルスであり、ウイルスは菌ではありません。
菌というのは細菌のことで、菌は細胞を持ち、栄養を摂取してそこからエネルギーを生産。その後、細胞分裂を繰り返すことで生存、増殖を行っていく生物ですが、対してウイルスは、細胞がなく、栄養を摂取したり、エネルギーを生産することはなく、自力で動くことも、単体で増殖することもできないため、生物とは言い切れないと言います。
そのため、コロナ対策における、抗菌、殺菌、除菌という言葉は当てはまらないのです。
では、ウイルスに対してはどのような言葉が適切なのでしょうか。
一般的には消毒があり、もう少し踏み込むとウイルスの構造を破壊するという意味の「不活化」があります。
そうなんです。
間違ってもコロナウイルスを「殺菌」することはできません。
ですが、この辺りを誤って記載されている情報が多く、気をつけなきゃいけないのが、その情報の真贋。
今、コロナ対策で様々な商品が登場しています。
しかし、それを鵜呑みにしてしまうと、危険な目にあう可能性があるので注意が必要な訳なのです。
エチルとエチルの違いとは?
ウイルスを不活化させる代表的なものとして、アルコール消毒液があります。
一般的によく知られているのがエタノール(エチルアルコール)。
手指の消毒用のジェル、スプレー類やキッチンの除菌剤によくありますが、同じアルコールで「メチルアルコール」があるのをご存知ですか?
メチルとエチル、非常に紛らわしい名称だが、この2つは全く別物。
例えば、この2つを知らずに、メチルを購入し、消毒しましょう!
とスプレーで噴霧する人がいますが、これは絶対にNGです。
メチルアルコールは引火性が強く、噴霧したところに引火したら大惨事になりかねません。
量にもよりますが、摂取すると吐き気やめまい、昏睡などの意識障害を起こす危険があり、さらに症状が進むと失明、落命の恐れすらあるのです。
そんな危険なもの販売してないでしょ??
と思うところですが、メチルアルコールは消毒用エタノール、無水エタノールと並べて、ドラッグストアなどで売られていることが多々あります。
安価なこともあり、「アルコール」という言葉に安心し、購入すると大変なことになりますので、決して買わないようにしましょう。
※東京消防庁による「消毒用アルコールの取扱いについて」
火災などを引き起こす可能性があるとして注意を促す告知文をご紹介しておきます。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/pdf/020417-2.pdf
アルコール消毒液が合わない方へ
ほぼ毎日アルコールを皮膚に噴射すると、どうしても皮膚にダメージが残ります。
皮膚に直接かかった場合、ただれてやけど状態になり、コロナウイルスにかかる前に、アルコール消毒に苦しむ人が多くいます。
そのような方にお勧めしたいのが、こちらのAirAtom。
銅イオンがコロナウイルスを不活化させることは、実証済みで、飲んでもOKなくらい人体に影響はありません。
そのため肌にも優しく、コロナ対策として今注目されているものなのです。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役