クリスマスからお正月にかけ、家にいる時間が多くなるにつれ、日本でもアマゾンプライムのテレビCMが多くなっていますよね。
世界でプライム会員が1億人を超え、日本でも右肩上がりで伸びています。

では、なんでそんなに会員にこだわるの??

それは…
囲いこむことによって、商品やデバイスを売ること自体が目的ではなく、本当の目的はサービスを普及させることなのです。
デバイスを売って儲ける必要がないのです。

一般の家電製品とは異なり、Amazonのデバイスは3年でも5年でも使ってもらえるよう、ソフトウェアを更新しながら、その都度会費で儲けるモデル。

また、Amazonがプライム会員の囲い込みを進めると、これまで他社ECサイトをAmazonと併用して利用していたユーザーは、プライム会員年会費のもとを取ろうとして、Amazonを中心に利用していく傾向が強くなります。

実際、2017年の調査は、プライム会員の95%は、メンバーシップを更新しています。
さらに、プライム会員でないユーザーは送料を無料にしたいという考えから、一回当たりの購入金額を増やそうとします。

上記の二つが起これば、Amazonにとって優良なユーザーが増え安泰なのです。

そこで、アマゾンは、将来こんな優良ユーザーに成長させるべく、10代の買い物客を自らの小売システムに導くことが使命なのです。
一回でもプライム会員になるとメンバーにとどまる割合が高いため、若者をプライム会員にすることはアマゾンにとって利益が大きくなります。

そこで、本日は米アマゾンが10代の若者を忠実なプライム会員にする8つの方法をご紹介。

お試し期間を長く設定

10代の買い物客の興味を惹く要素として、「無料」や「お試しキャンペーン」というものがあります。
自由に使えるお金が少ない若者は、購入する前に試すのが大好きです。

そこでアマゾンは、学生用に最初の6カ月間は無料というPrime Studentの試用版を提供。
その後は価格は、学生金額の月額6.49ドルになりますが、ここで一旦キャンセルしてもいいのです。
なぜなら、このキャンペーン期間中にPrime Studentのすべての特典が無料で提供されるから。

大学生に格安の教科書レンタルを提供

アメリカの大学生といえば、授業のために教科書を購入します。
そのため、その都度、数百ドルの費用が掛かります。
授業が忙しいアメリカの学生はバイトする時間はありません。
そこで、アマゾンプライムでは教科書をレンタルしているのです。

教科書を探す学生は著者、タイトル、ISBNなどで教科書を検索。
次に、レンタルか購入か、新品か中古かを選択。
支払いが完了すると、教科書は2日以内に到着。
ユーザーはどのような理由でも30日以内なら返品することができ、払い戻しが受けられます。
教科書を使い終わったら返送。
返送料は無料という。

自由にショッピングができるシステム

ネット監視が厳しいアメリカの多くの若者は両親や保護者に常にお金を要求するよりも、特にオンラインでの買い物に関しては、自立とある程度の自由を望んでいます。

その問題を解決したのがAmazon Teen

10代の若者が商品を購入し、両親が注文を確認して承認できるようにするアマゾンのプログラム。
Amazon Teenを使用すると、若者はショッピング履歴を監視されずに買い物や閲覧ができるのです。
また、最終的な決定んは両親に委ねられており、購入を承認または拒否でき、支出制限を設定することもできます。

新入学生割引サービスが凄い

Prime Studentは、大学のメールアドレスを持っている人にとって、多くの特典が得られるツールです。
厳選された特典には、新学期に必須のアイテムの割引、アマゾンEchoの割引、トレンドファッションの割引などが含まれています。

Prime Readingへの無制限アクセスに加えて、5000万曲以上に及ぶ音楽、アマゾンのビデオゲームサービスであるTwitchにもアクセスできます。

待てないSNS世代にイライラさせない仕組み

カジュアルなコミュニケーションの世界で成長した若者は、配達に関して他の世代よりも待つことが苦手です。
そのため、アマゾンの迅速で簡単な配送方法は若者を惹きつけているのです。一度でも即日を体験すると、2日または3日の配達に戻ることはできないという。
無料で迅速な配達が「アマゾンプライムの究極の販売ツール」という訳。

家族も巻き込むサービスが凄い

ファミリーメンバーシップは家族全員が特典を共有できるものです。
米アマゾンでは、プライム特典を他の家族とAmazon Householdで共有することができます。
Householdでは、最大4人が各自の配送先およびビデオストリーミングプロフィールを作成でき、ティーンたちは自由に買い物をすることが出来ます。

またウィッシュリストに商品を追加したり、注文も可能。
注文の確定には、親などのアカウント所有者の承認が必要。
ビデオゲームのライブストリーミングサービスであるTwitchは、ゲーマーでは有名なサービス。

アマゾンは2014年にTwitchを買収し、若いユーザーを獲得するツールになっています。
プライム会員は無料のゲームやゲーム内のアイテムにアクセス可能。
10代の若者たちはファミリーアカウントを通して、Twitchを利用できます。

これにより、両親にアマゾンでの買い物を継続させるだけでなく、10代の若者にアマゾンの買い物以外のサービスを使用するよう促す効果的なサイクルが完成したのです。

写真世代の若者へのサービス

どんなものでも、とりあえずは写真、動画という行動を行う若者のスマホは容量でパンパンです。
そこで、アマゾンはストレージを用意。

若者はアマゾンの写真ストレージに無料でアクセスして、不憫から解消されます。
が、アマゾンのクラウドに保存することにより、若者はクラウドサービスに依存することとなり、離れられなくなるのです。

あとがき

アマゾン一強に、日本企業は対抗心を燃やしていましたが、この牙城はなかなか崩れないことが、徐々に分かり、最近ではおこぼれをもらう、コバンザメ方式に変更するところが増えています。

その一つがドコモ。

料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の契約ユーザーは、アマゾン・プライムを1年間、年会費無料で利用できるサービスを12月1日から開始。
利用者の利便性を高めて囲い込みを図るほか、自社の決済サービス利用も促すねらい。
会費はドコモが負担すると言います。

現在、アマゾンプライムの会費は日本では4900円ですが、各国の状況を見るとまだまだ安いですよね?
今後、さらなら値上げが予想されますが、年会費なので、まっいっかと思い会員は減ることはないようです。

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