アルゼンチンのおいしい看板

新型コロナウィルス感染症の対策として登場したのが、こちらのデジタルサイネージ。
アルゼンチンの家電メーカー「ATMA」が開発し、通常の広告のように「ATMA」の製品が写るほか、それを使って作られたクッキーやコーヒーが登場するのですが、もう一つある事が体験できるのですが、それは何でしょう?
トップ企業のアイデア力
香り
【解説】
コロナの症状として「嗅覚の消失」があります。そこで、嗅覚に異常がないか=感染していないかを気軽にチェックするため「香りのするデジタルサイネージ」を制作。内部にアロマディフューザーを組み込み、「香りを感じない人は保健省への連絡を」というメッセージも添えられており、看板の美味しさを演出すると共に、早期に医療機関を受診することを促す注意勧告ができる仕組みとなっています。
パリの二刀流テーブル

『ル・パリジャン』紙のサイトに動画で紹介され、注目を集めているのが、こちらのテーブル。パリ在住の若きデザイナー、トム・ユジカージュが考案し、飲食店の悩みを解決したのですが、このテーブルの機能は??
トップ企業のアイデア
歩道でテーブルができる

『トップイット(TOPIT)』というテーブルで、歩道に設置されたポールに載せ、ボルトを締めて固定すれば、たちまちハイテーブルが出来上がります。
「夏の夜はバーのテラスがいっぱい。友人たちと立ったまま道端で飲んだ経験は誰にでもあるはず」と考案者。
2年前から試作を始め、コロナ禍で発表。
コロナの対策でテラスを広げようという店にはまさにうってつけのアイテムで、注目が集まっている。
H&Mがスーツ無料にしたワケ

コロナ禍においてH&Mがメンズ・スーツを24時間無料でレンタルするサービス「ワン/セカンド/スーツ」をスタート。
スーツをもっていない人、特に経済的に購入するのが難しい若者層が「自信をもって」ある事に臨むためであり、ハード(スーツ)とソフト(心理)の両方から支援する取り組みなのですが、そのある事とは何でしょう?
トップ企業のアイデア
就職面接

【解説】
就職面接において、最初の一秒“ワン/セカンド”で決まる第一印象が重要なことは世界共通ですが、服装は印象を大きく左右するもののひとつ。
そこで、就活に臨む青年たちへ精神的重圧を和らげるためにスタート。
「自信をもって着用できるスーツが、いまここにあること」が与える心理的効果は大きいはずであり、ポストコロナ時代を見据えた未来への一歩をサポートする試みでした。
レンタルの申込みはオンラインで行い、指定した日に自分のサイズのスーツが宅配で届く仕組み。
返却が遅れた場合はペナルティ料金(50ポンド)がかかるが、この料金はチャリティへの寄付に使われるそうです。
NASAが開発した震えるペンダント

感染予防として、手洗い、マスクの着用などは常識ですが、こちらのNASAが開発したペンダントは、感染対策としてある事をする時に震えてお知らせする機能が付いています。
では、ある事とは何でしょう?
トップ企業のアイデア
顔を触る

人は本能的に「顔を触ってしまう」習慣があるため、気を付けていても、ウイルスが目や口に入ってしまう可能性があります。
そこで、NASAのジェット推進研究所JPLは、ペンダント型の端末「PULSE(パルス)」を開発。着用者の手が顔に近づくたびに振動で知らせてくれるため、うっかり顔を触ってしまうのを防ぎ、感染リスクを減らすのに役立つという。
その振動は手が顔に近づけば近づくほど激しくなり、つい触れてしまうのを防ぐ効果が期待できます。
現在、組立説明書と部品リストはオープンソース化され現在無料で公開中。
誰もが利用できます。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役