疲れがいつまでたっても抜けきれない。
長時間労働のせい…
いや酒、たばこ、もちろんストレスもあり、休日に多くの睡眠をとったにも関わらず、体がダルかったりすることは、意外に多く、実はこれ「コーヒーの飲み過ぎ」ということも考えられます。
そんなことで疲れるの??
と思うところですが、コーヒーは疲れが取れない人がやりながちな生活習慣です。
コーヒー以外にもストレスや食生活、生活習慣を改善しても疲労が取れない人は病気を疑ったほうがいいでしょう。
疲れが原因となる病気は、高血圧や貧血、糖尿病、うつ病などが考えられます。
そこで本日は、疲れがとれない間違いだらけの生活習慣や考え方、見直す点をご紹介。
コーヒーの飲みすぎに要注意

コーヒーに含まれるカフェインは、副腎皮質ホルモン「コルチゾール」「アドレナリン」の分泌を促します。
コーヒーを飲むとやる気のスイッチが入るのはこのためです。
しかし、やる気ばかりが募ると人間の体に負担がかかりますよね?
よって、このホルモンをどんどん分泌させてしまうと、体疲れさせてしまうことになるのです。
またコルチゾールは、体内の様々な部位を刺激することで、過剰にエネルギーを消費する作用があります。
不規則な食生活は疲れが取れにくい

決まった時間に食事がとれないのは、バリバリ働く出来る男の証拠。
とばかりに、お腹がすいたら食べる。
という不規則な食生活を送っている人、要注意です。
朝、目を覚ました時、身体が重く、ベッドからなかなか起き上がれないということはありませんか?
もしそう感じることが多いなら、相当疲れが溜まっている兆候。
それはさらに疲労を抱えやすい体質となり、次第に体調不良になりやすいカラダを作り出すことにつながります。
また、長時間の作業は、心身の緊張が長く続く状態になっており、自律神経も乱すため、体の疲れや不調を回復する神経が、はたらきにくい環境になります。
知らず知らずのうちに溜まっていく疲れは、うつ病に代表される精神疾患や、慢性疲労、不眠等、身体に様々な症状をおよぼします。
決まった時間に休息を取り、決まった時間に食事をとる日を設定しましょう。
年齢を重ねるにつれて、疲れが取れない現象

疲れには「疲労因子FF」という物質が関わっています。
そして、年齢を重ねると疲労回復のメカニズムである、疲労因子FFの働きがが悪くなるのです。
そのため、老化が進行すると、なかなか疲れが取れないのです。
このFFを効果的に減らすには、FR(疲労回復因子)が重要な役割を持っています。
体内で疲労因子FFが増えると、 それに反応するように体内には疲労回復物質FRが出てきて、疲労因子FFによって傷つけられた細胞を修復してくれるのです。しかし、加齢とともにFRの反応は鈍くなって、なかなか疲れが取れないという状態に陥ってしまうのです。
FRを増やすには、活動量の多いお肉を食べましょう。
疲れをとる物質イミダゾールジペプチドは動物の骨格筋に多く含まれ、特に豚や牛などの活動量の少ない動物の肉よりも、活動量の多い鳥の胸肉やササミ、マグロやカツオなど赤身の回遊魚に豊富に含まれています。
好きなこともほどほどに

肉体的な疲れは分かりやすいのですが、脳は疲れを感じにくく認識できないことがあります。
例えば、好きなスポーツに打ち込んだり、気心の知れた友達と夜通し遊んだり、といったような場合です。
そうなると疲れ知らずで頑張り過ぎてしまうため、結果としてなかなか疲れから回復できないという負のスパイラルに陥ってしまいます。
逆に、体は大して疲れていなくても、大嫌いな作業をしたり、気の合わない人とがまんして話したり、といったときにはどっと疲れを感じます。
メンタルを保つことも仕事の一つ

何をしても疲れが取れない原因に考える1つとして、抱えているそのストレスがあります。
同じ環境下で同じようなストレスを受けても、ストレスの影響を受けやすい性格・気質と、影響の少ない性格・気質があります。
アメリカの研究によると、心配性の性格だと脳が忙しく動き回ることが解明。
「不安」「心配」で脳を使っており、次第に脳は疲れてしまい、その結果、悩みや心配事がある人ほど疲れやすくミスが多くなります。
何事においてもマイナスに考えてしまい、他人の他愛の無い言葉に過剰に反応してしまう性格の人は要注意です。
悩み事は誰にでもあり、人生の7割は悩み事の解消に費やす時間だと、思うと、悩み事と仲良くなれるかもしれません。
眠っても疲れが取れないのは糖質が原因??

疲労回復と思って、栄養をつけるためちょっと多めの食事になる時がありますよね。
その時、炭水化物の取りすぎに注意しましょう。
不足しやすい栄養に気をつけることは大切ですが、取りすぎると逆効果になる場合があるのです。
特に、甘いお菓子やスナック菓子などには精製された炭水化物が多く含まれ、食べ過ぎると血糖値を急激に上げたり下げたりします。
糖質の過剰摂取により疲労物質である乳酸を分泌し、疲れやすくなってしまいます。
現代人に多い糖尿病予備軍

何をやっても疲れが取れない時…
太っていなくても、糖尿病を疑う必要があり、これが疲労がとれない原因になることがあります。
全身がだるく、疲れやすくなるのは、インスリンの作用不足でブドウ糖を利用できず、活動エネルギーが足りないため。
糖尿病は自分には関係ないと考えている方もいると思いますが、糖尿病の一歩手間の「糖尿病予備軍」はかなり多くいます。
体がだるい、疲れやすい、のどがかわく、目がぼやける、夜尿、体重減少などで受診されるケースがあります。
あとがき

頑張らない。目標を設定しないことも時には重要なこと。
例えば、その代表格のタモリさん。
目標を設定すると、どうしてもそこまで突っ走ってしまいますよね。
タモリさんの格言「夢はもつな」。
夢を持たないからこそ、日々を楽しみ長く活躍できるのです。
例えば、AKB指原さんがこんな夢を持っており、タモリさんに相談したことがありました。
『女優になりたい』『こういうタレントになりたい』という目標。
しかしこの目標を作ると、辿り着いた時、その先に進めなくなるから目標は立てないほうがいいとアドバイスを受け、今はマルチタレントとして幅広く活躍しています。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役