最近、自動販売機では、商品を売るためだけではなく、ブランド力を高めたり、商品を好きになってもらう仕掛けが多くあります。

そんな中で、コカコーラでは、自動販売機にあることを行ってもらうことで、無料で商品を出すキャンペーンを開催しました。
それにより、行った本人だけではなく、それを見た人までもコーラへの愛着が高まるというのですが、

そのある行動とは…

トップ企業のアイデア

自動販売機を抱きしめる

コカ・コーラがグローバルで展開中の“Happiness Project”の一環として、シンガポール国立大学に新しく設置したユニークな自販機。
その名も「Hug Machine」。この「Hug Machine」の表面には、文字でデカデカと「Hug me」と記され、リクエストの通りこの自販機を抱きしめると、コーラが1本落ちてくるという仕掛けになっています。 

大学生達に「コカ・コーラの自販機を抱きしめてもらうこと」で“ブランドへの愛着を高めてもらうきっかけ”なるという訳です。

また、音声認識を使い「このコーラ好きだー」と大声で叫ぶと無料で出てくるって仕掛けもあります。

こちらは嘘です。
私が作りました。

このように、「好きになって」という宣伝ではなく、消費者の行動によって、好きにさせる。
いや「キライにはなれない」という仕掛けがブランド力強化になるのでしょうか。

あとがき

「消費者の行動によって満足感を高める」ことで言いますと

回転すしがあります。
どこが??と思うところですが、あなたが気づかない間にしている行動です。
そのスシローのレーンを見てみますと、同じネタが3皿ほど続けて流れてきますよね。
お店の都合で、バラバラに出すのは面倒だからと、一気にレーンに流している??
訳ではないのです。実はある消費者心理を利用した、アイデアなのですが、その心理とは「同じものが続けてくると、他の人より良い物を獲得しよう」というもの。

「比較の法則」を利用しています。

ここでお客さんは、その3皿の中から、好みのものを選んでいます。
たとえば「ネタが一番新鮮そうに見えるもの」、「ネタが一番大きいもの」など。
この「選んで食べています」が重要なポイントです。

人間は、人から勧められて購買することを好みません。自分で選んだものを買うことに喜びを感じます。よって、スシローが勧めたものでは無くて、自分で選んでいるので、納得して食べて満足感が高まるのです。