コンビニのレイアウト戦略といえば、もうビジネスマンの方はご存知の方も多いと思います。
かつては、雑誌を窓際に置き宣伝し、エロ本客の立ち見でお客さんがいることを思わせ、最も購入頻度が高い、ドリンクを奥に配置し、ばあ様方に、ついで買いを促すため、レジ横に御手洗団子を置いたりともう仕掛けだらけの店内で、これ以上どうしかけするよ、コンビニは。
なんてコンビニ仕掛け限界説がささやかれていた中、ファミリーマートでは、期間限定で通常のコンビニレイアウトではなく、内装をある有名店を参考にして、変えたことで1カ月の売り上げは前年同月比約150%もアップ。
既存店の客足減に歯止めがかからない中で成功となり人がドンドン足を運んだのですが、
参考にしたお店というのは・・・
目次
トップ企業のアイデアはここ

ドン・キホーテ
あのドンキの圧縮陳列と独自ポップにしてみたところ
棚の高さは既存店より20センチ高く、大人の背丈以上。
そこにぎっしり商品が陳列されていた、天井に届きそうな高さはドンキ流の演出。
ボトル入りのガムがごちゃごちゃに積まれた円筒状の容器が通路に置かれ、天井から垂れ下がった巨大なおつまみ珍味もインパクト十分。
商品が多い上に、「オススメ」「イチオシ」と黄や赤で書かれたカラフルな札が至る所に貼られていて、コンビニとは思えないにぎやかさ。
「買い物する楽しみ」に主眼を置いて商品数を増やすため、雑誌コーナーは撤去された。
代わりに棚には女性向け用品やお風呂用品が並ぶ。商品を探す滞在時間が増えることで、その間に探したものも購入するという循環が起きたそうです。
あとがき

今回のネタは昨年話題になったため割と有名なものでしたね。
ドンキの食材コーナーには何度か行ったことあるのですが、確かに安い。
でも高いのも混ざっている。
安いのは安かろう悪かろうが多い。
というドンキホーテっぽさがあり、たとえダメなものでも多少は許せる空気感があるが、それがコンビニにあるかというと。。
なかなか難しいですよ。
松竹梅方式が打ち出せないコンビニがドンキを真似るとしたら、陳列がポップだけとということになるのでしょうか。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役