地域活性といえば、今まではイベントを開催し、盛り上がりと話題を演出して人を集めていましたが、そのイベントも継続性に疑問が残り、最近では、観光といえば、アプリでの集客に力を入れる地方自治体が増えています。

実際に国の観光の中心となる観光庁も、インバウンドでの環境整備のためにアプリの提供に積極的です。

単にご当地を紹介するアプリから、AR、音声合成のほか、ゲーミフィケーションを利用したものまで。
アプリを利用することが楽しいと感じることで、観光につなげていこうという狙いです。

ただ現実は厳しく、ほとんどのご当地アプリは利用者が伸びていないのが現状。
そんな中、アイデアによってうまく活用されているご当地アプリをご紹介。

うまく活用されてるご当地アプリ

岐阜県高山市 高山国分寺通り商店街「tab」

tabとは、近距離通信技術であるBeaconを使ったもので、ユーザーがネットで見つけた「行ってみたい場所」や、自分の「お気に入りの場所」などを位置情報とともに記録。
登録場所に近づくと通知を送ってくれるアプリサービス。

・どんなメリットが??

ユーザーが忘れてしまっていた来店欲求を通知機能によって呼び起し、来店を促すことが可能。

・どんな効果が??

実に30店舗がこの機能を利用して情報発信を行っており、その中には割引情報や特典情報を送って、顧客の獲得をしているお店もあるようです。
うまく活用すれば、今までは見逃されていた地域の名物に注目を集めることも可能に。
例えば、手に取った商品の詳細情報がスマホ画面上に表示されたり、店舗への来訪履歴の計測が正確に行えるようになったりと、自動で細やかなコミュニケーションが可能となります。

千葉市 住民参加型「ちばレボ」

例えば千葉市内で、公園のベンチの故障や道路の補修、落書きなどの改善して欲しい問題が住民の目についたとします。

・ここがアイデア!

そういう時、GPS 情報と写真や動画、状況のレポートなどを、アプリケーションを通して市に知らせます。
自分で直したという方には、何らかの形で感謝を伝えられるというもの。

・アプリのメリット

住民発信にすることで、無駄なコストもかからず、対応を迅速にすることができるようになっています。

愛知県の離島 佐久島 船を使用した観光アプリ  

アニメのシーンで有名になった佐久島。
アート作品が有名な島として観光客に注目されるようになりました。

しかし、観光客に知られているのはアートばかりで、島の他の魅力があまり伝わっていないというのが現状。
そこで登場したのが公式アプリ、「佐久島っぷ」です。

・ここがアイデア!!

佐久島の魅力が伝わるように地図が見られるほか、プッシュ通知でイベント情報のお知らせが届くようになっています。
船を活用したダウンロードを促しているのもポイント。
佐久島までの25分、船上でアプリがダウンロードできる工夫がなされています。

長崎県の松浦市 ARを使用した観光アプリ

船を使用したアプリといえば、松浦市の観光アプリ(AR蒙古襲来~甦る元寇船~)も特徴的。

・ここがアイデア!!

AR機能を搭載したアプリで、松浦市各所でARを利用したリアルな体験ができます。
特に船の上からの、蒙古襲来の元寇船団の様子を表したARは画期的。
今では体験できない当時の様子を、ARを通して可視化し、海上で楽しむことができます。
また、AR機能以外に、現地を回らなくても松浦市の歴史を学ぶことも。
単なる歴史の教科書ではなく、リアルな船と海を生かした事例。

愛知県岡崎市 ARを使った公式観光アプリ「岡さぽ!」

岡崎市のおすすめ観光コースやスポットの検索機能がある他、グルメ情報やイベント情報の検索機能も盛りだくさん。
アプリ1つで岡崎市の魅力を知ることができます。

・ここがアイデア!

付加価値としてのAR機能もポイント。
AR機能を使って、実際その場にはいないご当地キャラと一緒に写真を撮ることができるのです。
スマホをかざすだけで岡崎市の観光スポットがすぐわかる機能が付いています。
わかりやすさと遊び心が詰まったアプリでした。

埼玉県「つい、盆栽。」

盆栽に話し盆栽愛を育てるシュールさが面白いアプリです。
さいたま市大宮盆栽美術館監修。
こちら外国語バージョンで展開したら、ますます大宮がBONSAIの街になりそうです。

愛知県・春日井市

魅力がいっぱい!ローカルアプリの先駆けに?
春日井アプリは鳥居松地区・春日井市の町おこし事業の一環で作られたと。
春日井市の特産品「サボテン」を使った商品を扱っているお店を調べたりできる。
ニッチなコンテンツが面白い。特にサボテンのキャラが印象に残ります。

鹿児島県/観光アプリ「KAGOSHIMA名所」

KAGOSHIMA名所とKAGOSHIMA名所写真集とKAGOSHIMA名所AR。
宝探しという3つのアプリをリリースしている鹿児島県。
アプリ開発に関してはかなりアクティブ。

佐賀県 あそぼーさが

佐賀県内のスポットでAR(拡張現実)上の観光情報を集めて自分だけの佐賀ガイドブックを作れるアプリ。
リクルート×CAモバイル×佐賀県観光連盟で作り上げた仕組みが面白い。

和歌山県有田市 「AR-ARIDA」

有田ミカンの栽培をリアルに体験できるシミュレーションゲーム「AR-ARIDA」。
ゆるキャラと有名人がコラボし、地域の特産品である有田ミカンをPRすることに特化しており、エンタテイメント要素が前面に出た自治体アプリケーションとして話題に。

あとがき

上記のアプリや最近のアプリ事情を眺めますと、面倒ではありますが、作っておしまいではなく、担当者がベタ付きして、継続して面白さを提供するものが、人気が出そうですね。

ということで、アイデアレベルですが、こんなアプリあったら地域活性につながるのではというものを考えてみました。

住民参加型ポイントアプリ「エコポインター」

例えば、〇〇市内で、エコや環境につながる活動をするとポイントがもらえるというもの。ゴミを拾った、おばあちゃんを交差点でおんぶした、落書きを消したなど。

北海道が旅行先、満足度が1位の理由として、街がきれいなことがあげられます。
そのため街がきれいということが、観光につながるという流れ。
またエコ活動を積極的にしている自治体はまだ全国的に少なく、話題になりそうです。

・ここがアイデア!

そのエコ活動をアプリに送ると、ポイントが授与されます。
ポイントは、市内の飲食店や商品、サービスと交換可能。
親子でも楽しく貯められ、また消費を地域内で回せる、地域ポイントとしての機能もあります。

地域の魅力を知り尽くしている住民が教える観光体験アプリ「地元トリッパー」

トリップアドバイザーは、実際に旅した人が書き込むサイトですが、その逆で、地域住民が実際に、お勧めする観光体験アプリ。

・ここがアイデア!

定期的にテーマを設定し、個人がおすすめする観光スポットを、市民から集めます。
それを市民のおすすめをランキングとして紹介。
地域資源の多様性に期待が持てます。

また、観光商品を提供したい個人または事業者と、ユニークな旅の体験がしたい旅行者を、オンラインで繋げる観光商品の売買プラットフォームの機能も。
大手旅行代理店では取り扱わない小規模な観光商品、または地元ガイドしか知らないような珍しい観光体験を売買できます。

SNS投稿用アプリ「インスタの情報フォローします」

市内の観光スポットで写真を撮り、アプリにその写真をかざすと、そのスポットにまつわる、トリビア、雑学情報が出てきます。
旅行者が写真を撮って、SNSへ投稿する再、文字情報を探すお手伝いをするのもの。

・ここがアイデア!

情報は一般的に知られているものではなく、地域のトリビアや雑学で構成されます。
そのためSNSへの投稿がしやすくなり、面白いものは話題を生む可能性を大きい。

ウォーキングゲット

コカコーラのアプリ、ウォーキングするだけで、ジュースがサービスの〇〇市バージョン。
市内、または県内を歩けば、歩くだけポイントが貯まり、クーポンや商品をゲットできるというもの。

・ここが追加のアイデア!

ウォーキングゲッドは、地域高齢者にも適用。
運動を促進し、健康寿命のアップ。
または靴にチップを埋め込むと、靴を履いたユーザーがどこにいるのかわかるようになっており、高齢者が徘徊した場合や、買い物に行った際に見守ることが出来るというもの。

10代を取り込むサービス 街ぶらアプリ「ガチロケ」

いまテレビで人気の街ブラロケ。
ですが、一度はやってみたいと思う若者が多いのです。
それを観光サービスで売り出すというもの。

・ここがアイデア!

観光協会職員、または市の職員が街ブラのカメラマンとして同行。
ルートはお客さんが決めてより、元々設定することもあり。

一連の番組づくりを観光地が体験サービス提供。
動画は、自動編集ソフトに落とし込み、街ブラアプリで展開。
旅行者は数日後に完成したものをアプリから閲覧。
また素材のプレゼントもあり、youtubeにて展開も可能。
この動画を貯めることによって、観光チャンネルアプリが出来上がる仕組み。

俺の水族館

例えば、琵琶湖上でARとゲームを導入し、釣りができるアプリ。

・ここがアイデア!

琵琶湖に存在しない魚もおり、釣った魚は、コレクション出来、自分だけの水族館が出来るというもの。
動物園の入場者数を水族館が上回り、いま水族館がブームです。

地元の生態を学べることもあり親子でのゲーム参加が期待でき、また、実際に琵琶湖へ行くことによって、よりレアな魚を釣れる可能性が。

学生を将来、大津に生かせるようなサービス 卒業旅行は〇〇県へ

JTBの調査では「卒業旅行に行った・行く予定」の人は8割以上で、その旅行資金の多くは、アルバイトや貯金で工面するそうです。
そこで、バイトをすることによって、〇〇県で使うことが出来るアプリを展開。

・ここがアイデア!

例えば、〇〇県の近隣の都道府県の居酒屋でこのようなバイトを募集します。
【バイト料とは別に1日50円の卒業旅行資金が貯まります】
そのため、2、3年続けると結構な額になることも。

プレゼント資金は、サービスのスポンサーとなる旅行会社や、アプリ広告から捻出。
また、提供資金は、バイト先の会社と折半の負担でも、人手不足もあり何かしらのメリットを求めているお店が多く協力的になると思われる。

どうでしたでしょうか?

キャリア9のサービス

こちらのキャリア9ペーパーでは、企業、自治体へのアイデアをご提供しますスポットコンサルティングを行っております。
このような場合は、ご依頼ください。

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