自分に甘めのビジネスマンの皆さま。
今の自分のお仕事に評価をするとしたら何点をつけますか??
96点くらい
大甘ですね。残り4点は何が足りないのですか??
自分に厳しいとこかな??
そのマインドが厳しいです。
今ですね、自分に辛い点数をつける人が表面化してきています。
それが本日のトレンド用語「インポスター症候群」。
インポスターって、隠微な香りがするけど、意味は??
男性にとってインポスターにはなりたくないと思うところですが、実は女性にはインポスターが多いのです。
インポスターとは、詐欺師やペテン師の意味で、別名「詐欺師症候群」ともいわれています。
なんで詐欺師??自分に辛い点数でしょ。
むしろ謙虚で美徳に聞こえるけど…
そうですね。日本では謙虚って概念が浸透していますよね。
このインポスターは特に欧米で目立ち、この症候群は、能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つそうです。
1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって命名されました。
実際、どういう特徴の人が多いの??
先ほど言いましたように一般的に男性よりも女性の発症率の方が高
く、また社長や経営者・管理職・技術開発者といった高キャリアの人が陥りやすいやすい傾向があります。
最も胸張って、自分を認めている感じの人だよね。
ある研究によりますと、自己不信を感じているのは男性に比べ女性が多いと言います。
また男性は、成功を自分の努力や才能などの個人的な要素に結びつける一方、失敗を外部のせいにしがち。
女性は逆で、成功はタイミングや運のおかげとし、失敗は個人的な欠点が原因だと考えやすいと言われています。
失敗を人のせいにするくらい、能天気なのも必要ってことだよね。
こんなデータもあります。パソコンメーカー大手のヒューレット・パッカード(HP)の社内調査からは、
女性は自分が応募要件を100%
満たしていると感じた仕事にしか応募しない一方、
男性は60%しか要件を満たしていない場合でも応募するそうです。
でもこれ、
インポスター症候群は病気や異常って訳でではないんでしょ??
そうですね。
うつ病や不安障害に発展する可能性があるとは言われていますが、正式な病気とまだ認められていなく、治療法もないとなっています。
でも、苦悩が続くんだよね。
この状況を脱するための方法ってあるの??
特にこれと言った解決方法はないのですが、部下や他人のことは大目にみてあげたりするのに、自分自身には厳しいハードルを設けてしまいがちなので、自分にももっと優しくして生活するのが良いと言われています。
私みたいに、いちいち自分の仕事振り返って、今日もいい仕事したって思えたらいいんだよね。
あなた良い仕事じゃない時もそうなるから…
インポスターとは縁が遠いかもですね。
とはいえ、先ほど女性が多いと言いましたが、さらに新しい研究によると、実は男性も多いそうです。
口には出さなかったけど、自分もそうなのかなって思ってた。。。
あのアインシュタイン博士もそうだったそうです。
博士は自分のことを「故意ではない詐欺師」だと考え、自分の研究は注目されるに値しないと思っていたそうです。
高度な技術を持つ人は、、達成や成功の物差しが「ない」ってのも原因じゃないのかな。
能力がほどほどってのも一つの才能なのかもだよね
いや、もっと頑張って下さい。
という訳で、本日のトレンド用語は「インポスター症候群」。
自分のことを辛めに評価する人たちのことでした。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役