人生は暇つぶしの連続です。

私は、常に自宅仕事という立場ながら、自宅にいると、誘惑が多くて仕事にならず、常に外で仕事をしています。

自宅でじっとしていると、この先どうなるのか?
不安で押しつぶされそうな時もありますよね。

リモートワークとはいえ、仕事量は減っており、誰かに見られることによって、やりがいは生まれ、誰かに褒められることによって、仕事の喜びがあり、そして認められることの嬉しさ。
それが半減してしまうと、なかなか仕事に向かうことが困難になります。

動物と同じ何かエサが無いと動かない人間。
さらに人間はずるい生き物になってしまったので、人から認められたいと思いますし、それが原動力となって働きます。

なぜ仕事をするのでしょう。

簡単な言葉でいうと、それしかやる事がないから。

好きな事をして稼ぎましょう!
自由時間を作るために効率よく稼ぎましょう!
なんて、叫ばれていましたが、コロナになった今、そのマインドは変化しました。

仕事が、やりがいや金稼ぎから、暇つぶしの材料になったのです。

もうお家でゲームや映画、youtubeも見飽きてませんか。
じゃぁ、やりがいや金稼ぎのマインドが無くなった今、暇つぶしのために何をするのか。

そう、この何をするのかをいっぱい考えましょう。

例えば、「アメリ」や「デリカテッセン」の名作を生み出したフランスの映画監督、ジャン=ピエール・ジュネの言葉があります。

「よく、映画監督になりたいという人がいるが、その考え方は間違っている。何かになりたいという考え方は「有名になりたい」とか「人から認められたい」という気持ちの現れにすぎない。大事なのは、『映画を作りたい』と心から願うことだ」。

「映画監督になりたい」と口に出す人の本当の夢は、「映画監督になること」ではなく、「映画を撮ること」。
掘り下げると「映画を撮りたい」ではなく、その先にある『多くの人たちを感動させたい』
ということが「やりたいこと」の本質。

人は多くの時間を暇つぶしに当てています。
これからコロナと共に人類は生きていく必要があります。
そのため、もっと暇になっていくでしょう。

そんな「暇」な状況はヤダ!!
と思うのであれば、暇をやりたいことに変えたらいいのでは。
と私は思うのです。

やりたい事がゲームをやりたい、映画を観たい、旅行に行きたい。ではダメ!!
この先にある、本質を見つけることが重要。
やりたいことをどんどんスライドさせていきましょう。

例で出した「人を感動させること」なんて腐るほどあるのですから。

beauty girl cry

例えば、いま会社やリモートでやりがいを感じていない方。
その中にも、本質をたどっていくと、ゲーム感覚で最高の暇つぶしができると思います。

例えば、私の暇つぶしゲームこうです。
「1回の打ち合わせで、5個の笑いを取ること」。

日ごろから漫才やテレビの台本書いてるから、そりゃ、あんたは笑いの基本知ってて強いよね。
なんて思う人もいるかもしれませんが、笑いの基本はあるあるです。

普通の会話において、笑いの方程式を用いるよりも、あるあるを使う方が、笑いは簡単。
あるあるというのは、共通の話題ですよね。
自分の話だけでは決して笑いは取れません。

そのため、笑いを5回取るというゲームは、相手を深く知ることからスタートするのです。
家族の事、趣味の事、昔のこと、嫌いなもの、好きなもの…などなど。
これを知ったうえで、相手の懐にちょっと飛び込むと笑いはすぐに起こります。

私「こんなに仕事ばっかりして奥さんに怒られません??」
相手「いや、もう諦めているみたいです」
私「じゃぁ、浮気に走るしかないですよね」(決めつけツッコミ)
相手「浮気なんて一回もしたことないですよ」
私「バリアフリートイレも利用したことない??」(時事ネタボケ)
相手「(微笑)」

ちょっと下ネタになりすみません。
こんな感じで相手の情報を取りつつ、人間関係を構築することにも役立つのです。

これが私の最高の暇つぶしで、やりたいことは、「人の笑顔をニヤニヤしながら見ること」なのです。

その笑顔を見るためには、もちろん振り幅もゲームには必要な要素になってくるため、あえて無理難題をふっかけることもあるのですが、最終的に笑顔を見ることができるような状況まで持っていくという暇つぶしができるのでした。

最後に、私が大好きな黒澤明監督のお言葉をご紹介。

「好きなことを仕事にしてしまうと、それはその時点で「仕事」というより「楽しみ」に変わってしまうということ」。
「きみたちは努力したい何かを持っているはずだ。きっとそれは、きみたちの心のこもった立派な仕事になるでしょう」

仕事のやりがいなんて探す必要なし。
仕事にマイゲームを導入し、やりたいことをスライドさせるだけ。

そうすると…最高の暇つぶしになるでしょう。