コンビニのカフェがヒットしてからというもの、いまやファミレスや回転すし、スーパーや本屋、いやリンガーハットまで!!
という異業種までもカフェに参入しており、第三次コーヒーブームに突入しました。

えっ??

第一次、第二次があったの??

あったみたいです。

第一次は、1960年代、インスタントコーヒー、コーヒー生豆が輸入自由化となり、国内初の缶コーヒーが登場した頃です。
それからアメリカン飲むのがステイタスとなるおっさんがわんさか登場し、若者は喫茶店でうだうだという、時代がうだうだと続きます。

その後、1996年にスタバがオープンしたのが第二次。
タバコ吸えないカフェなんか流行るかっっていう声をかき消し、日本に浸食してきました。

コーヒーの味なんて、たいして知らない若者が、どこぞの豆が旨いなんて知ったか顔で話しており、プレゼントとしてスタバの豆をよく上げていたものです。
すみません。それ、私でした。

そして、いま。サードウェーブに突入し、そのため、日本のコーヒー豆消費量は世界4位まで上昇したのです。

でも、飽和になると飽きられるパターンを知っているにも関わらず、なぜ、異業種からカフェに参入する企業が多いのでしょう。

それは、低迷する外食産業のなかで、喫茶は唯一の成長ジャンル。
若年層を中心に広がる脱アルコールの流れも背景に、コーヒーの需要はさらなる拡大も予想。
と言われていますが、それは表向き。

実は…

コーヒーはリピート率の高い商品で、原価変動が少なく、さらに利益率は高く5割以上。
また飲食店のデメリットである、クレームが殆ど発生しないこと。そして人件費が少なくてすむこと。
廃棄ロスがほぼないこと。
などメリットは多く今後も店舗は手を変え品を変え増えていくと思われます。

本日は、業績を上げながら着実に店舗も増やしているコメダ珈琲のお話です。

近年は東京都心の「渋谷宮益坂上店」や「池袋西武前店」などターミナル駅近くのビルインにも出店しているコメダ珈琲店ですが、もともと得意なのは郊外型の一戸建ての店舗スタイルです。

クルマで走っていて「コメダがあるな」と認識できる店構えを信条としています。

そんな、コメダ珈琲店が郊外型の店舗を出店するときに、一番最初に設計する場所が意外なのです。
通常の店舗設計では後回しにされる場所なのですが、

それは一体どこかと言いますと…

トップ企業のアイデア

駐車場

お客さんのストレスをできるだけ減らすため、広めな駐車場を設計しています。

開発部門統括のコメダ専務・高橋敏夫さんによると、特に郊外型店は店内に入ってからではなく、
『店が見えた段階からお客さんの体験が始まる』
と考えています。

クルマを運転していて『あ、コメダがある。寄っていこうか』と思った場合、スムーズにクルマが敷地内に入って駐車できるよう広いスペースがあることは非常に大切。
そう、徹底的にお客さんにストレスが掛からないように店舗設計されているのです。

ストレスが減ると、長居したくなり結果的に常連客が増えていくのです。

マニュアルがないコメダ

マニュアルがない理由は…そう臨機応変に対応できること。
臨機応変にする機会といえば、ファミレスにはなかなかないですよね?

ところが、コメダは常連客が多く。その割合は8割。
そのため常連客はいつもオーダーするものが決まっていたり、そのお客独自の要望メニューがあったりします。
それを対応できるようにしているのです。

座席がくつろげる理由

コメダの椅子は、長時間座っていても疲れにくいオリジナル設計。
大き目のゆったりした、クラシックな赤いソファ。
全国ほとんどのお店に共通で、本社会議室にも採用されています。

背もたれの高さから奥行まで、ミリ単位でコメダが10数年かけて研究してたどり着いた、最も座り心地の良い黄金律。
しかもクッションは硬過ぎず柔らか過ぎないという。

また、座席の間にある仕切りの高さは、ちょうど他人の目線が気にならない高さ。
ヘアセットしてこなかった。。ノーメイク。。という時でも気軽に来れるのです。

女性が何皿食べたか分からないようにした、くら寿司のボックス席と同じ理屈ですね。

木視率を上げる理由

コメダの店舗は木材を多用しています。木視率(目視率)を上げることで、ぬくもりのあるくつろげる空間にしています。
また、資源を大切にするために、テーブルや柱など時間がたち劣化すると、木の表面を削ることで新しく再生させています。
お客様にも地球にも、ぬくもりのある優しい空間を目指しています。

あとがき

いまのコーヒーチェーン戦争。どこが勝ち抜くのでしょうか?

資本主義市場で考えますと、価格を下げれば売り上げが増加し、値下げ競争で勝者がきまるとされています。
アマゾンや価格コムのような通販サイトでは、最も安い価格を打ち出したショップが売り上げの9割を得るとされています。

この法則からは低価格商品ほど売り上げが多いはずですが、しかし、カフェに関してはそれは当てはまらないですよね?

以前は、マック100円、そしていまコンビニ100円コーヒーがありもっとこちらに流入するかとも思いましたが、喫茶店業界で逆転現象が起きています。
コメダや星乃屋珈琲、ルノアールのような高単価も同じ土俵で戦っています。

しかし、第3.5のコーヒーが現れようとしています。

それがコンビニ、ラグジュアリーコーヒー
そう、最近のコンビニはイスとテーブルが用意されているところが多くあります。

先月、行った台湾ではこのコンビニコーヒー文化がかなり普及しており、イスとテーブルが会議室っぽいものではなく、もうカフェに進化していました。
この半分コンビニ、半分カフェの「コンカフェ」が今後、コーヒーチェーンの最大のライバルになるのではないでしょうか。

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