皆さん、お小遣い稼ぎしていますか。
副業ではなく、ほんの微々たるものでその小遣い稼ぎで有名なサイトといえば、マクロミルやアンサーズというアンケートアプリです。

私も、暇な時間で試しにやってみた事があり、そのアンケート内容にびっくりしたものです。

  • 最近、家電買いましたか??
  • 車買いましたか?
  • ステテコ持ってますか??

みたいな、こんなざっくりした消費行動で企業はアンケートを必要とするのかと。
お小遣いも微々たるもので同時にびっくりしたものです。

さて、本日はお客さんのニーズをしっかり汲み取り、ヒット商品にしたお話です。

お客さんの声を聞いて商品を作ることは、実はとても難易度が高いと言われています。

店に出入りする常連客の意見を聞いても、ひいき目なことしか言わないので改善策をなかなか聞き出すことはできません。
また、顧客の要望というのは、「価格を下げて欲しい」「品数を増やして欲しい」など身勝手な意見ばかりで、資本力のない中小企業が顧客の声を聞いても、要望を叶えることが現実的には困難なケースが多いですよね。

このように「お客さんの声」を売上に直結させたり、新商品開発のアイデアに結びつけることは思いのほか難しいのでああります。

そんな中、ソース会社がお客様の声を参考にして作った専用ソースがニーズにマッチ。
今までその料理といえばこのソースを使うという概念を覆し、年間1万5000本の大ヒット商品となったのですが、一体、何専用のソースを作ったのかと言いますと・・・

トップ企業のアイデアはここ!

オムライス専用ソース

ソースのニーズをモニター調査で分析

オムライスといえば、昔からケチャップ一択でしたよね。
そこを覆したのですが、それはこんなモニター調査を分析したからでした。

「300人のモニター調査を行い、自宅で作るソースで関連のある料理を列挙してもらいました。するとカレーとハンバーグに次いで、3番目にオムライスがあった」。

話すのは商品開発を行った鳥居大資社長。

オムライスにかけるケチャップ独特の酸味の強さが苦手で、オムライスを作る際は自作でソースを作る人が多いことがモニター調査で判明。
消費者の小さな不満に気づいた鳥居社長は、さっそくオムライス専用ソースの開発に着手。

静岡産の桃太郎トマトを原材料に使い、コクのあるオムライスにぴったりのソースを商品化することに成功した。

今ではこのソースは年に1万5000本を出荷する人気商品に成長。
ソースの新しいマーケットを見事に切り開いたのである。

真似したいポイント

単にお客さんの声を拾い上げ、開発するのでは、お客さんの要望を超えらずヒットにはならないはず。
あくまでも客の声は、新たな商品のヒントであるという意識が大切。

例えばモニター調査で

「どのようなソースが欲しいですか?」
「どのようなソースがあったら便利ですか?」
と聞いても、おそらく一般的な意見しか収集することが出来ません。

仮に、伸び悩む飲食店があったとして、お客さんに「どんなメニューがあったら嬉しいですか?」と聞いてもその答えは参考にならないものばかりなはず。

というのも、消費者はその会社、そのお店のために役立とうとは思っているはずもなく、自分の都合で意見するからである。

鳥居食品では、消費者が自宅で作っているソースを聞き出すことで、市販されていないソースのマーケットを知ることが出来たのです。
お客さんから売れる商品の回答を聞き出すよりも、ライフスタイルや生活環境を聞いたほうがヒット商品のアイデアにつながりやすいのであります。

例に飲食店ばかりで恐縮ですが、何食べたい??よりも、家で作るの面倒って思うのなに??
という聞き方をした方がベターなのです。

あとがき

日本生まれで、韓国で発展を遂げた三大食ってご存知ですか??
1つに、海苔巻き⇒キンパ。次にかき氷・パッピンス。
そしてオムライスと言われています。
お互い仲良くしましょうね。