メガネ業界の「ZARA」を目指し、ファッション性の高いメガネを低価格で提供しているオンデーズ。
海外を含む220店舗を展開し、売上150億円(2016年)まで成長したメガネチェーンですが、10年前まで債務超過に陥っていました。

そこで経営再建を任された田中社長。
当時、会社の離職率は50%で、明日にでも倒産するような状況だったと言います。

社内で聞き込みを行い、離職理由の大半が「人事」にあることを突き止め、ある制度を社内に導入。
現在の離職率は5%へ激減したことで業績もV字回復を果たしたのですが、

ではその制度とは・・・

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解散総選挙

【解説】

年に一度、社員全員の投票によって上司を選出する“解散総選挙”が行われています。
社員であれば誰でも管理職への立候補が可能で選挙ポスターや政見放送も作られる。
例えば会場では国内外から数多くの社員たちが参加。
候補者たちがプレゼンを披露し、上位者がエリアマネージャーに就任。

2019年解散総選挙 予告編

この制度があるおかげで「OWNDAYSの社員」であれば本当に誰でもあこがれの管理職になることが可能となっているのです!

また「ママになる」を応援~出産準備特別休業制度を導入や奨学金返金救済制度も導入しています。

マネしたいポイント 

『徹底したフォロワー戦略を貫く』

オンデーズのライバルといえば、JINSですが、規模で差をつけられています。
JINSは449店舗、売上約504億円なのに対し、オンデーズは220店舗、売上約150億円です。

そこでオンデーズはJINSに対して、このような戦略をとっています。
それがフォロワー戦略。
「安い」「早い」「分かりやすい」のサービスは、いずれもJINSに追従。
JINSが5250円メガネを発売すると、オンデーズは4780円で発売すると言った具合。
JINSがレンズ追加料金ゼロを打ち出すと、オンデーズも2011年に追従。

両社とも積極的に海外進出を行っていますが、JINSが積極的に中国に出店すると、オンデーズは競合をさけ、シンガポール、台湾、フィリピン、マレーシアなどに出店しているのです。