パルコが街とそして若者の中心にあった時代がありましたよね。
1960年代。東京の繁華街といえば新宿や銀座であり、
そして若者は六本木で渋谷は、まだひっそりとしていました。
坂と複雑な地形のため、商業集積地に適さないとされていた中、パルコが若者カルチャーを切り開いたのでした。
ニューヨーク・ハドソン川をスーツで泳ぐ内田裕也さんのCM覚えていますか?
その後、数多くのミュージシャンが「渋谷公園通り」を歌詞に取り入れたり、ダイハツとのタイアップでムーブパルコやミラパルコを出したり、

待ち合わせはパルコ前で。
と決まり文句でしたが…
時は過ぎ、ファストファッションの台頭により、丸井と同じくパルコもその勢いを失ってきました。
なぜ福岡パルコは人がやって来るのか??
そんなパルコも、経営不振から閉店が続く中でも、国内最大来店数を誇るのは、なんと福岡パルコ。
2017年には過去最高を更新し2,400万人が訪れました。
出店した2010年にTwitterを開設。
現在20万人近くのフォロワーを抱え積極的に情報発信を行っており、単一施設としてここまでのフォロワー数を抱えているのは珍しいと言います。
また「ポケットパルコ」というアプリを展開。

実はこのアプリにはある仕掛けがあり、お買い物でお客さんは楽しみながらそしてお店も得をするとういうものなのですが、
ではその仕掛けとは・・・
トップ企業のアイデアはここ!
歩くほどにポイントが加算される
【解説】
スマホの歩数計と連動した歩数カウントがポイントに還元されるというもの。
500歩で500コイン(5万コインからパルコで使える優待券に引き換え可能)というささやかなプレゼントですが、これによって店舗内でのデータラーニングだけでなく、実際に買い回りの増加が数字に表れているという。
「使う人と使わない人を比較すると、買い回り店舗数が約2店舗増え、購買単価も約4,000円増えています。
今後、このシステムを使ってどう展開していくの??
このシステムから様々なデータが取れるようにななるという。
それを、テナントに戻して有効に活用してもらう仕組みを作っていく。
また館内の Wi-Fi から収集されたデータを元に、お客様の館内での行動を統計的に分析、どのフロアのどういったサービスを利用することが多いを可視化することで成果を確実なものにしていくという。
マネしたいポイントはここ!
例えば、映画館を利用する人が Wi-Fi を利用した場合、映画の前後にパルコの館内でお食事やお買い物をするように促す通知をアプリにスピーディに発信し、売上効果につなげているという。
また雨の日向けの販促通知を送信、雨の日でも多くのお買い物客の来店があるという。
あとがき

パルコ水着の歴代キャンペーンガールはこんな人もいたのです。
こう見ると、出世キャンギャルだったのですね。
2007年 リア・ディゾン
2009年 佐々木希
2010年 桐谷美玲
2012年 優香
2014年 小島瑠璃子

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役