日本は人口減少の一途をたどっています。
人口減少が続くとどうなるか??

皆さんもご存知のように、労働人口が減ることによって、税収が減り国に衰退に向かう。
ニュースでは「人類史上初の人口減少」と日本の衰退をこれでもかと予想しています。
日本ヤバイよな。そろそろ移住先でも考えないと。
と考えてている人も多いのではないでしょうか。

果たして、本当に人口が減ること=衰退なのでしょうか?
まず、当然のことながら日本の人口減少は初めてではなく、世界全体を見ても数え切れないほど起きています。

実は人口減少を契機にして、社会の変化が起き国が発展したケースが多いのです。
むしろ、人口減少は最大のチャンスでもあるのです。

人口減少で景気回復??

「中国、インドが発展したのは人口が爆発したからだ」
と考え、その真逆の考えである人口減少は悪い事。
人口減少で日本は衰退する。という思想が蔓延しています。

なぜか??

労働人口が減るから。

現在、15歳未満の子供の人口は毎年減り続け、約1617万人。
子供の人口は35年連続で減少し1950年以降、最少になっています。
総人口は1億2691万人となり、子供の割合は約12.5%。
子供の割合も42年連続で低下しています。

日本の人口ピラミッドはますます逆ピラミッドに進行。
老人は長生きをして、毎年どんどん増えて行き、子供と若者だけが減少します。
今後、健康寿命はさらに長くなることが予想されているため、
若者が早く減り、老人はゆっくり減っていきます。

この結果、労働者が足りなくなり、引く手あまたの状況が訪れる。
その結果、人が足りない訳なので、賃金は急上昇し好景気が訪れます。

増加した老人を少数の労働者が養うという問題が生まれ、労働者3人で老人1人を支える事になります。
すると、老人は働かずに国の援助で生活していて「消費だけをする人」になります。
これは、資本主義における「消費者」となり、ありがたい存在なのです。

生産者をどうやってカバーする??

日本では「消費者」はあまり減らないのに「生産者」が急に減少します。
すると生産を効率化するか、労働者を2倍働かせるか、機械を導入するかしかありません。

他の選択肢として「外国人労働者」というものがありますが、これはまた問題が大量に発生し、解決策になりづらいと言えます。
よって、人間が今の2倍を働くことは、不可能なため、ロボットの大量導入しか方法はありません。
日本は大量ロボット時代の直前に差し掛かっています。

なぜ人口が多い方が良いと思うの?

それは日本人が、「人口を多くしたから成功した」というイメージに洗脳されているから。
戦後、爆発的に伸ばした人口によって、日本は高度経済成長を迎えることができました。
この結果、「人口は多い方がよい」という50年前の思想をまだ引きづっているのです。

まだ日本は1億人以上いるから大丈夫。
という錯覚すら。

でも考えてみてください。
例えば、出来ない社員3人抱えるより、優秀な人1人の方が生産性が高いことを。
人が少なければ能力を上げると解決します。

今までの日本の労働者の生産性を1としたら、生産性を1.2とか1.5にすれば解決。
さらに、近い将来、AIやロボットの活躍することが容易に想像でき、計算上は数年後に人間が不要になるとの事です。

人間の数百倍の速度でコンピュータがコンピュータを開発し、労働は機械やロボットが行うような大変化が予想されています。
現実に昭和の時代には存在した多くの職業が、平成時代にはかなりの数、絶滅の危機、または消滅しています。

となると、会社としては、優秀な人が少しいるだけでOKなのです。

アジア周辺諸国は出生率低下に歯止めがかからない

低いと言われている日本の出生率ですが、お隣の中国や韓国はもっと低く、日本の出生率は実は高いのです。
出生率が増えた要因として、医療技術の進歩とともに、高齢出産が増えたから。
そのため2018年は1.41まで回復しています。

対して、人口13億人の中国は2016年の統計で1.62人と発表されていますが、2018年の出生数は200万人減の1523万人減となり、すでに人口がマイナスに転じていると考えるのが普通です。
中国は自国に不都合な統計を水増するので知られ、出生率も実際には1.2以下なのではないかと言われています。

その根拠として、東京の出生率が1.0なのに対して、北京や上海は0.7である事があります。
北京の出生率が東京より低いのだから、中国全体でも日本より低いのではないかという理屈が成立します。

次に韓国ですが出生率は2018年に0.98人で世界最悪。
2020年には0.90すら下回るという予測があります。
韓国はもうギリギリの状態で遅くても3年後には人口減少が始まっています。

次に台湾ですが、韓国と世界最低の座を争う事が多く、2014年は約1.0で世界最低、2018年も1.13。
他には香港は1.19、マカオは0.95、シンガポールは1.25などで東アジア諸国が並んでいます。
日本の出生率はアジアでは高いほうなのです。

人口半減で発展した欧州のケース

ヨーロッパが人口少ないことはご存知ですよね。
とはいえ、イギリスやドイツは人口が少ないから滅亡する訳でもありません。
欧州では過去に、人類史上最大規模の人口減少に見舞われた時期がありました。
13世紀に蒙古の侵略と支配を受け、ペストも持ち込まれて人口が半分に減少。
このまま欧州は滅びると予想されていました。

しかしここで『お金』が重要な意味を持ちました。
例えばある国で人口が半分に減ったとしても、お金は減りません。
生き残った人たちは以前より多くのお金を持つ事ができ、空前の好景気、消費文化が生まれました。
消費は旺盛なのにペストで生産者が減ってしまい、労働力が足りなくなりました。

さらに、ルネッサンスのような文化が起こり、ガリレオのような天才が現れて、大繁栄期に入っていきます。
その後も欧州には次々と天才科学者や芸術家、建築家が生まれ、あらゆる分野で急速な進歩が起きました。とどめになったのがイギリスの産業革命で、実際には欧州全域で長期間かけて技術が進歩し、最後にイギリスで発展しました。

この結果インド、中国、日本といった、それまで進んでいた地域は遅れた国になり、西洋列強の攻勢にさらされました。
伝染病で人口が半分に減ったのに、逆に文明が発展して国が強くなるとは矛盾しているように感じますが、実は当たり前の事なのです。

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