欧米に比べ、日本人が苦手としていることの一つに「人を褒める」というのがあります。
確かに、なかなか褒めないよね。
新橋行ったら、最終的に自分を褒めさせる上司いっぱい見かけるもんね。
そんな「褒める」に関する言葉が本日のトレンド用語「ホメジメント」
「褒める」と「マネジメント」をかけ合わせた言葉で、部下を褒めて、経営管理することです。
日本にいる?部下褒めまくる上司って。
日本の職場といえば、基本「ネガティブコミュニケーション」だもんね。
叱って叱ってしごいて、伸ばす方向でずっときて…
でも、それが最近パワハラになりだして…
褒めて伸ばそうっていう風に変わってきたんだね。
僕は「ダメだし」で鍛えられてきたから、今更物凄く褒められたら、むず痒いところもあるよね。
ところがですね…
やっぱりみな褒められたいって言ってます。
8割の会社員が褒められたいと渇望しているようで、褒められたら、嬉しくなり「よし、やってみよう」という気持ちになる人が多いみたいです。
で、褒められている人は増えているんですか??
いや、それが8割以上が褒められたいのに対し、実際には4割程度しか褒められていないという「褒め格差」が存在しています。
叱るより人を褒める方が難しいって分かるな。
日本人は「褒め力(ほめりょく)」が無いと言われています。
BBCのコラムニスト、エリック・バートン氏は、「なんで日本では褒めないのか」という2016年の記事の中で「伝統的な日本の階層的な職場社会においては、ポジティブなフィードバックはほぼ、ありえない」と書いています。
じゃあ、アメリカではどうなの??
アメリカの労働省の分析によれば、会社員の離職理由のナンバーワンは
「自分の働きや価値を認められていない」
というものであり、
転職が盛んなアメリカにおいては、優秀な社員をつなぎとめておくためにも「褒め力」は欠かせないと言います。
転職が盛んになってきた日本も、その法則ならこれから褒める人が増えてくるかもだよね。
そうは一概に言えないかもです。
例えば、アメリカでは職場でも、プライベートの場でも、学校でも、さまざまな場面で小さなことでもほめられることが多く、実はそもそも、「褒め言葉」そのものが英語には圧倒的に多く、とにかく人を称賛する形容詞の数が無限にあります。
Super, Fabulous, Amazing, Great, Fantastic, Terrific, Awesome, Marvelous, Brilliantなどですね?
日本語にしたら、確かに全部「すごいね」にしかならないね。
日本語の「よろしく」「お疲れ様」「頑張って」。
こうした英訳不能な「あいまいで便利な日本語」だけでは、人を動かし説得することはできないと言われています。
よく聞く言葉で、あまり有難みはないよね…
ノブオさん「凄いね」以外で、使いやすい何かいい褒め言葉はないですかね??
日本の褒めたい、褒められたい人のためにお願いします。
よく大阪ではアホが褒め言葉って聞くでしょ。
そんなノリで、「このアンポンタン」がって言うところを
「このつるとんたんが!」っていうのはどう??
全く意味が分かりません。
お前、器大きいな~って褒める時に使えるじゃん。
解釈難しいわっ!
という訳で、本日のトレンド用語は「ホメジメント」
部下を褒めて、経営管理することでした。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役