次の成功者と言われる著名人の共通点は何だか分かりますか??
- スティーブン・スピルバーグ【映画監督】
- ラリー・ペイジ【google設立者】
- マーク・ザッカーバーグ【facebook創業者】
- ハーワード・シュルツ【スターバックス経営者】
- レイ・ロック【マクドナルド創業者】
- ジョージ・ソロス【投資家】
- アルベルト・アインシュタイン【発明家】
- ラルフローレン、リーバイストラウス【アパレル】
俳優なら、
- レニー・クラビッツ
- ボブ・ディラン
- ウディ・アレン、
- ハリソン・フォード
- マイケル・ダグラス
- ナタリー・ポートマン……。
そう、答えは「ユダヤ系」です。
語学に堪能になれ!

- 交易を好むことが、ユダヤ人を語学に堪能にした
- ユダヤ人は少なくともトライリンガルに堪能
- 語学に通じることは商売の強力な手段になる
- 相手と直接会話することがどんなに大切か
- 英語上達の方法は、地味な努力と復習反復に尽きる
参考●ユダヤ人に2大系統あり
アメリカのユダヤ人の9割は東欧系

成功者が多いユダヤ人ですが、あなたはどんなイメージを持っていますか??
嫌われ者?
不気味な集団?
それとも迫害された人種??
ナチスドイツによるユダヤ人絶滅政策は記憶に新しいところですが、そう、それはどれも正解なのです。
ユダヤ人がなぜ忌み嫌われたのか?

それでも稼ぎ続ける理由。
豪邸が立ち並ぶアメリカ・ビバリーヒルズ。
一体どんな人が住んでいるのでしょう??
どうせハリウッドスターでしょ!!
と思いきや実は、住民の8割はユダヤ人であると言われているのです。
アメリカに800万人いるといわれるミリオネア。
そのうち約40%にあたる300万人がユダヤ人。
さらに、世界の大富豪ベスト500人を見回すと、なんと約200人がユダヤ人という現実。
さらにユダヤ人の人口は、世界の人口の0.2%であるのに対し、ノーベル経済学賞の25%を占め、ノベール賞受賞者の全体でも22%を占めています。
成功者は必ず妬まれ、嫉妬が四方八方から飛んでくるのは仕方ないことであり、世界中でユダヤ人は嫌われているのです。
しかも!
その嫌われ度は、今に始まったことではなく、かれこれ嫌われ続けて500年以上。
なんで、そんなに長い間嫌われてるの??という疑問が起こりますが、やっぱり嫌われ続けているのです。
それは…いつも時代もお金持ちは妬みの対象になるもの。
ではなぜ、そんなにお金を稼げるようになったのかというと…お金を稼ぐしか生き延びる方法が無かった人種だから。
長い間迫害を受けたユダヤ人は、国さえも属することが出来ず、嫌われる代償として、稼ぐことに活路を見出すしかなかったのです。
と、その前に、
厳密にユダヤ人って誰のことを言うのでしょう??
現在、全世界のユダヤ人は約1500万人。
そのうち、アメリカ人が590万人、民族独自の国家であるイスラエルに585万人いるといわれています。
ユダヤ人は「ユダヤ教を信じる人たちとその子孫」のことで、他の宗教の信者ではないものを指し、特に厳しい規制がある訳ではなく至って普通の宗教なのです。
嫌われ続けて500年なのですが、長く誤解されていたこととは異なり、ユダヤ人は根っからの商人や金貸しではなく、その昔は、農業はもちろん、製造業にも、商業、サービス業にも就いていたのです。
ユダヤ教が誕生したと言われるのは紀元前10世紀。
モーセの十戒をルーツとするユダヤ教は、現存する最古の宗教であり、実をいうとユダヤ教は、キリスト教とイスラム教のルーツでした。
そうイエス・キリストはユダヤ人であり、キリスト教とユダヤ教は共通の聖書(キリスト教の旧約聖書)を持っていたのです。
しかし、ユダヤの指導者たちは、イエス・キリストを犯罪者とするために、ローマ帝国の法のもとで死刑になったという理由から、欧州では、古代・中世から、ユダヤ人に対する差別が続いてきました。
ユダヤ人が金融に強くなったワケ

古代ローマ帝国による迫害が起こり、ユダヤ人が全世界への離れ離れになる「ディアスポラ」が始まって以来、ユダヤ人は偏った職業に従事することになりました。
それには、歴史が大きく影響しています。
ローマ教皇の権力の絶頂期にあった中世の欧州では、ユダヤ人は職業を厳しく制限されました。
よそ者ゆえ卑しまれたユダヤ人は、ヨーロッパ社会において土地の所有を認められず、農業からも締め出され、製造業や通常の商業活動からも排斥されていった。
すると生き残る手段とは、ただ一つ。
キリスト教徒のやりたがらない職業だけ。
聖書では、利息を得ることを禁じており、当時、貸金業は宗教的に厳しい制限を受けていたのです。
1215年第4回ラテラノ公会議で、キリスト教徒による、キリスト教徒への利息付き金貸しが厳しく禁じられ、キリスト教徒は金融業に従事できなくなった。
そこに目を付けたのがユダヤ人。
利息の取り立ては禁止されていましたが、周囲の多くは異教徒であるキリスト教徒。
そこで、法の目をすり抜け、ユダヤ教徒がキリスト教徒相手に金貸業を営むことが可能であった。
結果的に、正業につくことができなくなったユダヤ教徒が中心となって貸金業が存続することとに。
13世紀になると西欧社会は変化し貨幣経済が発展、金融と信用制度が整いはじめた。
ピンチをチャンスにしたユダヤ人の快進撃が始まるのです。
金貸し業と並びユダヤ人が儲けの手段に取り入れたのが、奴隷取引と穀物取引。
西欧とイスラム世界との交易では、常に貿易格差があり、輸出物が少ないイスラムでは、その穴埋めに奴隷を輸出せざるをえなかった。
この奴隷取引に携わったのがユダヤ人。
紙幣と保険、株式の基を作ったユダヤ人

貿易にはリスクが伴います。
そのため、価値のない紙きれを貿易の証書として使い始めたのです。
これは、同じ価値を信じられるユダヤ人同士でしか価値がありませんから、没収されるリスクは非常に少なくなります。
やがて、貿易手形は、紙幣へと発展していきます。
さらに保険を発明。
皇帝や教会の支配下にいる中世の平民は保険制度という概念がありませんでした
一方、ユダヤ人は中世にはすでに北半球全域に分布し、互いに貿易を行うことを得意としました。
貿易には常に失敗が伴いますから、そのリスクを証書としてリスクを負担できる者が、それを分配して負担するという考え方が成り立ちます。
これが保険のはじまりです。
保険制度によって、リスクの高い冒険的な貿易も、リスクの低い貿易も、同様に実現が可能になりました。
それは単に無謀なものではなく、資金回収が可能な製品となったのです。
さらに株式の発明。
保険というのは事が起こった時に、リスクを負担する考え方です。
一方、株式というのは利益が生まれたときに利益を分配する証書です。
これは、プラスとマイナスの符号が異なるだけで本質的には同じものです。
ユダヤ教徒は、やがて保険だけでなく株式をも発明し、結果的に世界的な貿易ネットワークを、他の民族より早い段階でシステムとして構築しました。
これらの証書によるつながりは、顔を合わせない見ず知らずの者同士でも成立します。
一方、証書のない貿易では、売り手は買い手に会いに行く必要が生じてしまいます。
北半球全域に広がったネットワーク

早い段階で、離散したユダヤ人は、宗教によって遠く離れていても、価値観を共有することができ、北半球全域にわたる貿易が可能になったのです。
貿易によって持ち込まれた火薬、羅針盤、活版印刷は、のちの大航海時代や宗教改革、市民革命を引き起こすことにもなりました。
しかし、ここからすでに金稼ぎのプロとして表舞台に立ったユダヤ人は、妬みの対象となります。
それまでそうした関連産業に独占的に就いていたユダヤ人が邪魔になってきたのである。
ユダヤ人ばかりに儲けさせてなるものか!と、キリスト教も対抗。
聖書の解釈をゆるくし、徐々に金融業および金貸し業を是認する方向に傾いたのです。
これが14世紀から始まるユダヤ人排斥の動きに連なっていきます。
さらに14世紀半ばにヨーロッパ中にペストが蔓延し、2500万人が死亡。
「ユダヤ人が毒を撒いたせい」とデマを流され迫害に拍車がかかった。
またまた西ヨーロッパに住めなくなるユダヤ人なのでした。
次に目指したのが北でアントワープ、アムステルダムへ、次いで東へ転じ、ドイツ、ポーランド、バルト海岸に移り住んだ。
つまり、ユダヤ人の向かう先は経済発展の遅れた地域が多く、いまでいうブルーオーシャンを探し続けていたのです。
彼らがもっていた金融技術が、行く先々の領主層から重宝がられ、ポーランドとリトアニアでは、長くユダヤ人の安住の地でなりました。
商人、高利貸し、宿屋業、貴族の執事、貨幣鋳造、徴税請負人、製粉業、周旋屋などに従事することに成功。
ところがまたしても良い時は長く続かず、19世紀の後半になると、イギリスから起こった産業革命がヨーロッパを席捲。
東欧・中欧の地域も遅ればせながら資本主義が興隆するのです。
時同じくして、民族主義の高揚、国家対立の時代となり、国際的なつながりをもつユダヤ人は、敵国から送り込まれたスパイと受け止められた。
これが1880年代に始まる反ユダヤ主義思潮の背景です。
ここでも彼らは次第に余計な民となり、迫害が始まる。
この思潮のなかで、ウィーン滞在中の若き日のヒトラーが育つのでありました。
ヒトラーの行為は、13世紀に、ローマ教皇が行ったことを20世紀に再現したものであり、ユダヤ人虐殺は周知のところです。
その後、ヨーロッパさえも住めなくなったユダヤ人が向かった先は…
そうアメリカだったのですが、
ここで爆発的な成功を見せたのです。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役