“新入社員の離職は、企業では避けたいところですが、静岡県の大手銀行、静岡銀行では、離職率を下げる方法として、入社式を新入社員だけではなく、ある方の参加させています。

そのある方とは…

トップ企業のアイデア

静岡銀行グループでは20年から新入社員の親を招待。
今年の入社式には222人の新入社員に対し、親は150人が出席しました。

入社式前には親だけを集めて、頭取自らが業界を取り巻く環境や勤務内容について説明。

静岡銀行広報室では
「社会に出れば不安もあり、生活も大きく変わる。新入社員は研修で社会人として成長していくが、銀行業務を保護者にも理解してもらい、サポートしてもらいたい。親から推薦されるような会社でありたい」
と。

採用やその後の社会人生活で親を味方につけることで、ブランド力を高めることが狙い。
それにより、愛社精神が家族一同で高められ離職防止に役に立つという。

入社式に親を招待する企業が増えています

佐賀県を中心に調剤薬局などを展開するミズグループ(本社・佐賀市)では、32人の新入社員に対し39人の親が入社式に参加したと言います。
同社では、以前から初任給が出た日に両親への手紙を直筆で書くようにするなど、新人研修では「親への感謝」を教えてきました。

昨年の入社式では、事前に会社が新入社員の家族などから手紙を預かり、先輩社員が手紙を代読して新入社員に伝えることを行った。

この企画が社員の心を打ち、今回からは感謝の気持ちを直接、両親に伝えようと親を招待することを決めた。
今年の入社式では、両親の間に新入社員が座って手をつなぎ、目を閉じてこれまでの人生を振り返らせたうえで、両親への感謝の気持ちを、手を強く握り返すことで伝えてほしいとお願いした。

同社では「親に感謝することは、社会人として第一歩を踏み出すときの最も大切な精神」としている。
親と一緒の入社式は新しい流れになるのでしょう。

あとがき

入社式に親??はぁあと思う方も多いと思います。
私もその一人です。
大学生の入学式にも親がどっさり来るでしょう。
はぁ??と思うのは古い人間だからでしょうか。

いや、きっと本人は、来ても来なくてもどっちもでいいんでしょうね。
ただ断るまでの理由はないから。
くらいでしょうか?

そんな子離れしない親を狙い撃ちするように入社式以前、就活生の親に目をつけている企業が多いと言います。

どう目をつけるかというと、

内定辞退者を減らす対策として、就活生の親が内定承諾に賛同しているかどうかを、親に確認するそうです。
親に決定権はないはずなのに。きっと、子どもは決められないのでしょうね。

就職先は親の意向で決める学生が増えており、また親が干渉しているくるケースも増えているといいます。そりゃ、入社式で親はついてくるはずですね。