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スーパーマエオカ
主婦の方が買い物の際に参考にするチラシ。
そのチラシのある部分を少し変えたことで、前年比120%の売り上げを達成したスーパーのマエオカ。
担当者も思いもよらない売り上げアップだったのですが、
一体何を行なったのかと言いますと・・・
トップ企業のアイデアはここ
チラシを5だらけにした

【解説】
「ご愛顧に感謝しての御恩返し」にちなんで、ふだんは8円とか9円を語尾に付けるところを「5」に変えた。
ただ語呂合わせだからといって単純に5に変えればいいものではなく、お客さまは買い物のプロ。ふだんの価格をよくご存知です。
結果的に値上げになってしまうと「なんだ。高くなってる」なんて簡単に見破ります。逆効果です。
店が困るくらいが、お客さまにとって魅力がある。
よりお値打ちを訴求したことも120%という結果が出た大きな要因となりました
いちやまマート

健康寿命で1位の山梨県。そんな健康意識の高い山梨県民に、圧倒的支持をされるスーパー『いちやまマート』。
三科社長は大学を卒業後、3年間商社に勤め、父が運営する「いちやまマート」に入社。
どうやって売上を伸ばすかを追い求めていた先、創業者の父が55歳で他界。後を継いだ兄も46歳の若さで他界してしまいます。
特に、兄の早すぎる死をきっかけに健康志向に目覚め、健康に関する本を読み漁り、スーパーとして無添加無着色のみの販売を決定しました。
その際、スタッフ全員の気持ちを揃えることが重要だと考え、意思を疎通するためにあるアクションを試みその結果、従業員が健康志向に一丸と向かい売上回復、右肩上がりとなったのですが、
ではそのアクションとは・・・
トップ企業の頭脳にはここ!
新聞広告に「合成着色料排除」を宣言

【解説】
新聞広告に「合成着色料排除」を宣言しました。
しかも合成着色料入りの商品を見つけたら1万円”という一文を添えて。
先に宣言してしまったら、あとは行動せざるを得ません。
社長が本気だと認識したスタッフたちは、半年間ひたすら商品を入れ替える作業に没頭。
合成着色料排除の広告はスタッフのために作ったと言います。
スタッフ全員の気持ちを揃えることが重要でした。
また取り組み始めは半信半疑だったスタッフを後押ししたのは、意外にもスタッフの奥さんたちでした。
「あなたの会社、いいことやってるね」お客様の代表でもある奥さんたちの本音。
そう言われて、この取り組みに対しスタッフたちは奮い立ったそうです。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役