日本直販の「高枝切りバサミ」を通販番組で一度は目にしているはず。
それくらい、高枝切りバサミと言えば日本直販、日本直販と言えば高枝切りバサミというくらい、この2つの関係は“ベタ”として定着しています。
このロングラン商品。
売れているから長い期間販売を続けているのでしょ?
と思いの方も多いと思いますが、実はそんなには儲からない商品です。
毎月買うものでもありませんし、リピートも起こり難い。
また単価も知れているので1つあたりの利益も知れているのですが、じゃぁ販売を止めたら?
と思うところですが、日本直販にはある理由から売り続けているのです。
では、その理由は何でしょう?
【答え】
お金を持っている方の顧客リストを作るため
高枝切りバサミを買う
↓
それを使わないといけないくらい高い木がある。
↓
高い木があるくらい大きな庭がある。
↓
大きな庭があるなら家も大きい。
↓
お金持ち
日本直販では、高枝切りバサミを売ることで、お金を持っている方の顧客リストを作っていたのです。
この後、リストに金持ち用のカタログを配送するします。
ターゲットが明確で、無駄も少なくなるから言うことなしです。
1回目の取引では儲けは少ないのですが、そこで得たリストに対してアプローチできることで、生涯を通じては大きな利益を得るというマーケティング戦略なのです。
このことを「ライフタイムバリュー」と呼びます。
数ヶ月もの時間をかけてじっくり自分だけの販路、顧客リストを作りこむ。
日本直販が高枝切りバサミを作り続けているのはこのためなのです。
今最も価値があるもの、それは自分だけの顧客リストなのかもしれません。
ライフタイムバリュー:顧客から永続的に取引を続けてもらうことによって得られる利益・価値のことです

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役