富山県の家族4人で経営する小さな会社、トモスメイカー合同会社
(所在地:富山市、代表:松田 大輔)が作るアウトドアヘッドライト「Tomo Light(トモライト)」が、購入者によるTwitterへの投稿をきっかけに、元々1日40個程度の売り上げが一夜にして600個の在庫がなくなり、たった4日で現在2,500人待ち、2カ月待ちの商品となったのです。
購入者のツイッターアップというのは、商品ではなくお店からの手紙をアップしたいたのです。
そんな引きのある手紙、内容は何が書かれていたかというと・・・
トップ企業のアイデアはここ!

商品の開発秘話
開発秘話の内容とは
手紙は同社の松田大輔代表の名義で書かれていました。
「このヘッドライトはわたしたちが海外の工場と直接やりとりして、開発に6か月以上かかった大切な商品です。他社にはない明るいライトをたくさんつけて、中のバッテリーも安価で良いものを取りそろえて、海外と日本でダブル検品して、何週間もかけて船で日本に送ってもらった本当に本当に大切な商品です」
簡単な会社紹介や、自慢の製品であることも記載している。
「うちの会社は家族4名でやっている元々、小さな富山のメーカーですが、いつも開発品はじぶんたちの子供のように時間をかけてじっくりと他社に負けないように開発しているつもりです」。
アフターサービスについても、「動作は確認しているので使用上は全く、問題ないつもりですが、何かあれば遠慮なくご連絡ください。誠意対応していくつもりです!」と約束。
説明書記載の保証期間は「3か月」ながら、「商品を買ってくださったのですから半永久的にサポートするつもりですので何かありましたら、遠慮なくご連絡ください(笑)」
と気軽な連絡を呼びかけている。
最後は「それでは、お客様によりよい人生ライフを!」。
こうした文章が約1000字にわたり2枚つづりで書かれています。
マネしたいポイントはここ

松田代表「私たちの心構えを少しでも伝えたい」
添付するようになったきっかけは、松田代表自身の体験。
ネットショップで買い物をした時、その店主から「お買い上げありがとうございます」といった手紙が添えられていた。
「もう内容もほとんど覚えていないですが、『手紙をもらった』という事実だけは(記憶に)残っていました。言うならば、それがきっかけかもしれません。商品で感動させるだけじゃなくて、他のものでも一歩先に進めて、お客様を感動させる」
と強く印象に残っている。
「トモライト」という商品名も、「お客様と『友』達になって、お客様と『共』に歩んでいけるようなライト製品」という願いを込めた。
手紙を添えるということにも、その理念は通じている。
あとがき

贈り物に手紙を添えること。
なかなか難しいですよね。
もらったら確実にうれしいのに。
先日結婚した南海キャンディーズの山里さんも、
結婚報告の際に、ダウンタウン松本さんへわざわざ手紙で報告をしたという。
メールではなく手紙。
私は芸能界のお仕事もしており、まだこの業界ではこのような習慣は残っているなあと感じることがあります。
例えば、以前私が担当していた大型特番では、特番が始まる3ヵ月前に、ある芸能人の方から、毎クールごとに手紙が届いていました。
「走り込みはばっちりです」。「番組に呼んで頂ければ、いつでも活躍できるようにしておきます」
などという内容。それはそれは熱い熱い想いでした。
2、3年手紙が続きましたでしょうか。我々は、こんなにも出場したい想いがあるのであれば、一度出演してもらおうとなったのです。
そして、、、その出演後、復活し、テレビでその活躍を目にするたびに嬉しくなったものでした。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役