声でモテる??
なんとなく甲高い声よりは低くてゆっくりした方がモテそうな気がしますよね?

男性の役者はよく、色気のある声にするために、声を潰すことをすると言います。
とはいえ、俳優みたいに声潰してって訳にもいかないですし、元々声って決まってるし…

そうなのです。

人の声質は、ある程度生まれながらにして決定づけられています。
頭部の骨格、声帯の形、唇の形などによって声質の個性が決まります。
そのため声質自体を変えることはかなり難しく、変えようとすると俳優のようにハードな訓練を必要としますので、もう諦めましょう。

とはいえ、諦めたらここで紹介する意味はなく、声でモテる秘訣はその他にもあるのです。
イントネーションやアクセントなど、後天的に作られるものもあります。

これは意識することで変えることが可能です。

好印象を与える話し方とは?

【実験】
アディントンという研究者が、人間の話す声色について調査を行いました。
男女2人ずつに話し方を変えてしゃべってもらい、聞き手が相手に対して抱いた印象を調査。
話し方は7種類に分類し検証。

その結果…

  1. 声の高い男性=優しくて美的に見える
  2. 声の高い女性=明るく外交的に見える
  3. はっきりと話す男性=生き生きとしているが、高慢に見える
  4. はっきりと話す女性=活発だが、ユーモアがなく見える
  5. 緊張した声色で話す男性=年齢よりも年を取って、頑固に見える
  6. 緊張した声色で話す女性=若くて、感情的に見える
  7. 鼻声で話す(男女とも)=印象が非常に悪い

この結果を見ると、「声が高い人」は男女ともに好印象を与えられます。

逆に、
「鼻声の人」は男女ともに印象が悪くなってしまいます。

ということは…
大切な人と合う前には、なるべく鼻の通りを良くして、少しだけ高い声で話すと良い印象を残せるということ。
一般的に声の低い男性に女性は魅力を感じると言いますが、実際には声の高い男性の方が魅力的に感じるという結果になったのです。

このことは芸能界を見ても顕著に表れています。
人前に立つ業界で頂点に昇りつめたカリスマ性の高い人たちは、声が高い男性が非常に多いです。
明石家さんまさん、ビートたけしさん、浜田雅功さんなど、みなさん声が高い人ばかりです。

声が低い男性を好きな女性は自分のことが大好き??

とはいえ、やっぱり声が低い方がモテると思いますよね。
実は、声が低い男性が好きな女性は「自分のことを美人だと思っている」ということが実験から判明。

【実験】
ノーベル賞受賞者を多く輩出しているスコットランドの名門校・アバディーン大学のブコビッチ教授の心理実験。

【検証】
85人の女性に被験者となってもらい、自分の容姿がどのくらいのレベルだと思うか質問。
その後、被験者たちに2人の男性の声を聴かせて、どちらが好きか尋ねました。

  • ・一人は声が高くて、女性らしさを感じる声。
  • ・もう一人は声が低くて、男性らしさを感じる声。

その結果
自分を綺麗だと思っている女性ほど、低い男性の声が好きだと答え、自分の容姿に自信がない女性ほど、高い男性の声が好きだと答えたのです。

女性が綺麗にこしたことはありませんが、自分が綺麗だと思っている女性は少々面倒です。
その面倒を受け入れる土壌があるのなら、声低い戦略でもいいでしょう。

ポイント1:声は少し高い方がいい

声はデカい方がモテる?

【実験】
アメリカのデイトン大学のチャールズ・キンブル博士が行った実験。
男女100人の被験者に対し、選択式の質問をし、そのときの声の大きさを測定しました。

【結果】
質問に対して自信がない場合の声の大きさは平均58.47dbで、自信がある場合の声の大きさは平均61.84dbでした。
人は自分に自信があるときは無意識で声が大きくなり、自信がない時は声が小さくなることが報告されたのです。
なんとなく、想像していたことになりました。

そのため、自分に自信がない男性は女性からモテなく、男性からも弱い奴だと思われて信頼されません。
逆に、自分に自信のある男性は女性からモテますし、男性からも一目置かれるリーダー的存在になります。
声の大きさで自信があるかないかを判断されてしまいます。
普段から声が小さい男性は、女性から頼りなく思われたり、他人に見くびられたりしやすくなるので注意しましょう。

ポイント2: 言葉の中に歌詞を引用しよう

歌詞からパクろう表現方法

ここまでは、声の出し方で少しモテる方法が分かりました。
もう少しモテる体質になっておきたいものです。
それは、色気のある話し方=知性を感じさせる話し方ということ。
言葉使いは色気のある話し方をする上で、もっとも重要な要素です。
若者が使うような、「超うめー」、「マジやばい」なんて言葉使いをする人に色気を感じる人はいません。

ボキャブラリーが豊富なのか、例えることや文学的な表現力があるのか、ユーモアがあるのかなど、知性は話し方に現れます。
とはいえ、今からこれを身に着けるのは、大変なことです。
そこで、短い言葉でぐっとくる表現を少しばかり身に着け、意識するといいでしょう。

それのお手本となるのが、歌詞なのです。
基本的に歌詞はダイレクトに表現することって少ないですよね。

例えば…
「どんな食べ物が好き??」との質問が来たとき
「焼肉が好き」と答えるとしましょう。

その理由を追加で足すときに、あなたならどう答えます??

「週3回は焼肉ってくらい好き」、「肉食ったら頑張ろうって思うでしょ」
と答えるとバカ丸出しですよね?

ここで歌詞に置き換えるのです。
歌詞では週3回、すなわち頻繁なことをどう表現している?
頑張るってことをどう表現している??と。

例えば、歌詞ではよく「気づいたら〇〇」という表現があります。
「気づいたら、同僚、先輩、取引先と週3回行ってた」

また歌詞では、「頑張ること」を表現するために逆の言葉を使います。
「そんなに頑張らくてもいいかなっていう時、焼肉行きたくなるんだよね」

えっ??それどんな意味と??と相手は興味をもってくれます。

このような、キラーフレーズを自分の中にいくつかストックしていくのです。
それを効果的につかいましょう。最初は間違っても、次第に言葉は自分の中に入っていき自然に使えるようになります。
ミュージシャンがモテる理由はここにもあるのです。

ポイント3:方言がある人は利用しよう

同じ日本語でも、地方によってインショネーション、アクセント、話すスピード、発声などが大きく異なりますよね。
関西弁からは、元気で明るい印象を受けますが、けたたましくせっかちな印象も受けます。
明石家さんまさんのきつい関西弁が典型的。

場を明るくするにはこれ以上ないほどのインパクトがありますよ。
九州や東北地方の言葉は、ゆったりとして柔らかい印象を受けますが、ぶっきらぼうでのんびりしすぎている印象も受けます。

同じ内容の文章を話しても、話し方によってその人の印象はまったく変わってしまうのです。
関西弁をネイティブとしている人は、東京の人の話し方を聞くと「冷たい」「感情がこもってない」と感じることが多いそうです。

しかし統計調査を取ると、チームワークを大切にして他人に親切にすることが多いのは、実は東京の人の方が多く、大阪の人は個人主義的な考え方の人が多いことが分かっています。

方言のせいで事実とイメージが真逆になっているわけです。
つまり、話し方を変えることで、相手に与える印象を変えることができます。
自分に色気をまとわせることだってできるのです。

あとがき

明石家さんまさんは奈良育ちで本来あれほどきつい関西弁を喋っていませんでした。
しかし芸能界に入った後、自分に個性をつけるために、意識的にきつい関西弁を話すようにしたそうです。
さんまさんはあの話し方を意識的に身につけたんです。