現在日本では週休2日、週5日労働が一般的となっています。
振り返ると、30年ほど前は、土曜も学校で、土曜も働いていましたよね?
それが無くなったとはいえ、その後日本の生産性は落ちていません。
ゆとり世代が出てきたことと、経済が上がったかどうかは、日本の生産性と関係なく(今のところ)、経済は政府のかじ取りの悪さだと個人的に思っているところがります。
そこで…
がむしゃらに働くのはもうやめにしませんか?
近い将来、私たちの代わりにロボットが働き、そして政府を目の敵にして、ロボットに税金がかかり、そんな頃になると、「ありすぎる時代」に突入し、私たちは欲しいものがなくなり、ロボットが稼いだお金を浪費しなければ非国民という目で見られるという社会になる可能性もあるのではないでしょうか。
しかしながら、今を犠牲にして働いたところで、一番の願う所である寿命は長くなりません。
寿命は待ってくれないのです。
1分1日と縮まっていきます。
60、70になった時、あんなことやっておけばよかったと思うことを少しでも減らすために、いま自分の時間をしっかり楽しむことは大切なことだと感じます。
人生100年時代と言われていますが、どこでも誰でも、お仕事が出来る時代が来ています。
いま、猛烈に頑張っているあなたは、きっと定年してもお仕事が楽しくて仕方がなく、あなたは死ぬまでお仕事人間です。
私の周りにいる定年おじさんも、やっぱりみな何かしらお仕事に夢中です。
そのことからも、お仕事楽しいもので、人生はお仕事マラソンなのです。
そしてマラソンは補給しながらでないと走り抜くことはできません。
ということで、本日は出勤日数を減らしたにも関わらず、給料が上がったお話です。
目次
お仕事は週4日で良い?

こちらでも紹介しました「カゴメの地域カード」は給料を減らす代わりに、好きなところで働ける。
またZOZOタウンでは、6時間勤務にしたにも関わらず、生産性は落ちていないそうです。
株価は下がりましたが、これは色々な要因がありますので、ここでは剛力彩芽さんを応援するだけにしておきます。
就労時間見直しの企業が多いキウイの国

キウイの国といえば、ニュージーランドですよね。
これなんでキウイと呼ばれてるの??
もちろんキウイフルーツがいっぱい採れるからでしょ??
と思うところですが、キウイフルーツの生産量1位は中国で、2位はイタリア、
3位がニュージーランドなのです。
ではなぜキウイかというと、国鳥がキーウィだから。
この国のレストラン、ショップ、企業に多く名前が使われており、多くの日本人が間違って思っていることでした。
さて、ニュージーランドでは、労働時間を短縮したほうが作業効率が上がるという研究結果があり、いま、就労日数の見直しを行っている企業が増えています。
【実験】
週4日労働にするけど、給料は変わない
ニュージーランドのある企業が2ヶ月間、出勤を週5日から4日に変更。
その結果、想定以上の好結果が得られたために正式採用。
労働時間削減はこれまでも世界で数々の実験が行われ、週の出勤日を減らすと従業員に数多くのメリットがあることが示されてきました。
ですが、今回の実験が注目すべきは、カゴメの地域カードと違い、給料を現状維持したまま、従業員の労働日数は4日に減らせたこと。
企業の視点からみると、売上が変わらず、支払う給料も同じ。
社員満足度があがるなら、そりゃやるしかないと思います。
お仕事ストレスが低下し生産性が向上

【検証】
オークランド大学、オークランド工科大学
240名の従業員がいる会社で、休日分の給料をきちんと支払いながら、業務への影響を観察。
【結果】
・実験期間中、従業員のストレスレベルが45%から38%に低下
・ワークライフバランスは54%から78%に上昇
もちろん、休んでいるのに給料が支払われるため、この結果は想定の範囲内。
しかし意外だったのは、生産性が少し向上したことでした。
報告によると、実験前と実験中では会社の生産高に大きな変化が見られなかった。
むしろ、仕事のパフォーマンスに低下は認められず、調査データはほとんどのチームにおいてわずかに上昇をしたのです。
メリットが多い週4日勤務

この実験では、週5日勤務だったときのパフォーマンスが4日で維持されていました。
またそれだけでなく、リーダーシップ、コミットメント、刺激、自信といった働き甲斐や社員満足度が上昇。
このように従業員と会社の双方にメリットがあったため、同社は週4日勤務システムを今後も継続して採用したのです。
長期になった影響は不明

ただし長期間に及んだ場合の影響は不明だという。
むろん、週4勤務が正式に採用されてからも、この実験の驚くべき結果が本当に維持されるのかどうかは未定。
とはいえ、長時間せっせと働かなくてもいいとなれば、このモチベーションは継続されると思われます。
だがしかし、人間は欲望の塊。
このうち週3日でいいじゃんなんて言いだす恐れもあります。
世界的な労働時間短縮の流れ

従来の研究からはフルタイム労働が脳や精神衛生に悪いことが明らかになっています。
また長時間労働を強いられると生産性が低下する結果もある。
そして、仕事の時間が短縮されれば、深刻な健康被害を防ぐことが出来ます。
あとがき

週4日なんて、何寝言ほざいてるんだよ!!
と思っている方もいると思います。
いわゆる、どんなに頑張ったとしても、仕事量が多すぎて週5日でも終わらないというようなブラック業務。
そんな時どうするか??
効率的にお仕事を終わらせるように工夫しましょう。
なんてよく言われていますが、そんなこと出来たら悩みません。
私はこう考えたことがありました。
真逆に考え、仕事が遊び、遊びが仕事と思う事。
遊びが仕事なら、遊びは辛いですよね。
そのため遊びにお金をかけるようにしたのです。
女性との食事は10000円以上と決めたことがありました。
そうなると、うかつにデート出来なく、休みがくる恐怖が増します。
またお仕事なので、かなり真剣にデートプランを考えます。
そして、多くのお金を自分で使うため、色々なサービスの現場を肌で実感しアイデアへのストックとなりました。
お仕事は遊びなので、何とか手を抜く方法を考えるのです。
私が思う手を抜く方法とは2つあり、1つは、完全にやらないことを決めること。
「出来ない、やれない」をどんどん口に出しましょう。
それによってやれる精度がグッと高まり、仕事のクオリティはあがります。
そしてもう一つ、苦痛と思わない環境でお仕事すること。
私は昼の打ち合わせをほとんどやらず、それを夜に回しています。
そう、一緒にお酒を飲みながら打合せです。
これでお仕事を完了させるようにしており、打ち合わせが楽しみ変わります。
そして、皆さんがテレビや映画を見ながら晩酌するように、私はキーボード叩きながら晩酌するのが楽しみの一つです。
そのため、1人で迎える夜のお仕事が至福の時間になっています。
朝起きると、めちゃくちゃなこと書いてる文章があり、それを読むのも楽しかったりします。

放送作家・演出家・地域戦略アドバイザー
1977年生まれ 熊本県天草市出身
株式会社ドーンマジック 代表取締役